2007年01月13日

PRIDE33を控えるDSE榊原代表へのインタビュー

                       

榊原DSE代表が1月11日(現地時間) ロスで sherdog.com のインタビューに答えた記事の抜粋。
2月24日のラスベガス大会、UFCとの関係、スーパーヘビー級GP開催とWWEとの関係、ミルコ離脱について 語っています。

Sherdog.com: Talk about the health of PRIDE. There was a lot of discussion last year that PRIDE was going to go away, PRIDE was selling. As we move in to 2007, what is the state of your company?

Sakakibara: The last show in October we didn’t do that for fun. We took it very seriously. And in 2007 we’ll try to push harder and farther into this market. No matter what is going to happen to us in the future we’re just trying to do our best to make it happen in the U.S. market.

Sherdog.com: Are you able to operate and give your best? Is the company strong enough to do that, do you believe?

Sakakibara: Coming to the U.S. market you can never be strong enough. We always welcome any offer for help or teaming up with sponsors. We are ready to come here. And again, any offer is welcome to us.

Sherdog.com: There were strong rumors last week that you were very close to selling to the UFC. Do you have a comment on this?

Sakakibara: It’s just a rumor. I haven’t had any close conversation with (UFC president) Dana White so far. But since the Fertitta brothers bought the UFC we’ve had a very close relationship and we have had friendly conversation. We’re just trying to come up with the idea on how we can make this sport grow. That’s our main concern. I think that is where the rumors are coming from. We’re constantly having a conversation with the UFC.

Sherdog.com: You’re having four shows in the U.S. in 2007. One of those events is in California in June. Do you know where that event will be held?

Sakakibara: We’re trying to make it happen at the Staples Center. I already mentioned that Dodgers Stadium would be our final goal. We’re not only promoting the fights. We’re creating the entertainment, the event itself. We’ve done the National Stadium in Japan. The biggest baseball stadium in Tokyo. So we’re trying to leave a footstep in America that we have achieved something that the people can remember for a long time. That’s what we’re trying to achieve in this country.

Sherdog.com: What are you plans in terms of Grand Prix events? Will there be a lightweight Grand Prix this year?

Sakakibara: Yes. Middle of May is the first round.

Sherdog.com: And are you still planning on a super heavyweight grand prix? A “monster” grand prix?

Sakakibara: Maybe not this year, the super heavyweight grand prix. But we’re making offers to all the big fighters all over the world so maybe next year we can make it happen.

Sherdog.com: I ask about the “monster” grand prix because there were rumors that you had discussions with WWE. What is your relationship with WWE?

Sakakibara: We try to keep a very friendly relationship with WWE. There is a lot to learn from them in many aspects of the entertainment business. Vince McMahon is one of my role models as a businessman. He is my hero as a businessman.

Sherdog.com: Have any other match-ups been made for your card on February 24th?
Sakakibara: Match-ups, not yet. Today I will announce Takanori Gomi (Pictures) will take part in the next show.

Sherdog.com: Will he defend his belt?

Sakakibara: No, non-title fight. But he will make his U.S. debut.

Sherdog.com: Who will be your promotional partners in California?

Sakakibara: We’re getting many offers from many companies. But in the near future we’re going to surprise people. We’re going to announce some surprises.

Sherdog.com: Mirko “Cro Cop.” You lost him as a fighter and you said PRIDE couldn’t compete with salaries being offered in the U.S. Are you concerned you’re going to lose more stars like Mirko to the UFC or other promoters?

Sakakibara: It’s very possible that many fighters follow Mirko’s footsteps. PRIDE’s plan is to decide the toughest fighter in the world. It’s a very tough situation as a working place for a fighter, so we’re expecting more fighters to follow.

Sherdog.com: So you’re expecting to lose more fighters because of difficulty of competition in PRIDE and not because, like you said, fighters are making 30 to 40 percent more money in the U.S.?

Sakakibara: The theme in PRIDE is, again, to decide the strongest man on the planet. So maybe more strong fighters will come into PRIDE and those who can’t survive in PRIDE, they’ll leave. That’s very natural.


<珍訳>
Sherdog.com: PRIDEの状態について教えて下さい。昨年は「PRIDEがなくなってしまうのでは」「PRIDEは売りに出されている」という議論がありました。年が変わって会社の状態はどうですか?

榊原:昨年10月の大会は、面白半分に開催したわけではありません。私たちは非常に真剣に受け止めています。2007年には このマーケットに対して、より強力に より深く浸透して行きたいと考えています。たとえ 将来 我々に何があっても、アメリカのマーケットでそれが実現するよう最善を尽くすだけです。

Sherdog.com: 組織を運営して、ベストな状況を与えることが可能ですか? 会社が それを実行するのに十分な体力があると信じているのですか?

榊原:アメリカのマーケットへの進出に際して、我々には十分な体力があるわけではありません。我々は援助やスポンサーとして協力する申し出を常に歓迎しています。我々はここに来る準備ができています。繰り返しますが、どんな申し出も我々は歓迎しています。
Sherdog.com: 先週、UFCへの売却が近いという強い噂がありましたが、このことに対するコメントはありますか?

榊原:それは単なる噂話です。私は、今までのところ UFC社長のダナ・ホワイトとは緊密な会話をしたことがありません。しかし、フェルティッタ兄弟がUFCを買収して以来、我々は非常に親密な関係にあり、友好的な対話を行っていました。私たちは このスポーツをどう成長させることができるかについてのアイディアを提案しようとしているだけです。それが私たちの主な関心事です。私は、そのことが噂の出所ではないかと考えています。私たちはUFCとは継続的に対話をしています。

Sherdog.com: 2007年にはアメリカで4大会を開催する予定ですが、その内の1大会は6月にカルフォリニアで開催されます。会場は どこでしょうか?

榊原:Staples Centerで開催しようと考えています。ドジャース スタジアムが我々の最終ゴールだということは既に語りました。我々は試合をプロモートするだけではありません。私たちはエンターテインメント、イベントそのものを 作り出しているのです。私たちは日本で国立競技場や東京で最も大きい野球場でも大会を開催しました。我々が長い間 人々の記憶に残る何かを成し遂げてきたと同じように 我々はアメリカに足跡を残そうとしています。それが 私たちがこの国で達成しようとしていることなのです。

Sherdog.com: GP大会について何かプランがあるのでしょうか?今年はライト級GPが開催されるのでしょうか?

榊原:はい、5月中旬にはファーストラウンドを行います。

Sherdog.com: "モンスターGP"こと スーパーヘビー級GPの開催も計画しているのでしょうか?

榊原:スーパーヘビー級GPは今年には開催できないかもしれません。しかし 世界中の大型選手にオファーしているので来年には開催できると思います。

Sherdog.com: あなたがWWEと対話したという噂があるので、モンスターGPについて質問します。WWEとは どんな関係なのでしょうか?

榊原:我々はWWEと非常に友好的な関係を保とうとしています。エンターテイメント産業の多くの面で彼らから学ぶ事は数多くあります。ビンス・マクマホンはビジネスマンとしての私のお手本の一人ですし、ビジネスマンとして私のヒーローです。

Sherdog.com: 2月24日大会で他に決定したカードはあるのでしょうか?

榊原:まだ決まっていません。五味 隆典が次回大会に参戦することになると思います。

Sherdog.com: タイトルマッチということですか?

榊原:いえ、ノンタイトル戦ですが、彼のアメリカデビューということになります。

Sherdog.com: カルフォルニアでのプロモーションのパートナーは どこになりそうですか?

榊原:多くの会社からオファーが来ています。近いうちに みんなを驚かせることがあります。サプライズのある発表を行う予定です。

Sherdog.com: ミルコについてですが、選手として彼を失い、「PRIDEはアメリカで提供されるファイトマネーと競争することができない」とあなたは発言しました。ミルコのように UFCや他のプロモーションへ より多くのスターが流出するということを あなたは 心配しているのですか?

榊原:多くの選手がミルコの後に続く可能性はあると思います。 PRIDEのプランとは世界一タフな選手を決めることです。(タフな選手を決めるということは)選手の活躍の場としては非常に厳しい状況なのですから、より多くの選手が続くと予想しています。

Sherdog.com: PRIDEの中での競争の難しさにより、更に多くの選手が去っていくと予想しているということですが、あなたが言ったようなことではなく、アメリカでは(PRIDEより)30から40%も高い金額を得られるから ということが選手が流出する理由ではないのですか?

榊原:繰り返しますが、PRIDEのテーマは この星で最強の男を決めることです。ですから、更に強い選手がPRIDEに参加するでしょうし、生き残ることができない人々はPRIDEを去っていくでしょう。それは極めて当然のことです。


タイトルマッチを行うヴァンダレイ・シウバ、ダン・ヘンダーソンの両者が登場した公式会見の様子は下記を参照していただきたい。

地元の声援を浴びて、ヘンダーソンが大人の対応
シウバの挑発に対し「面白いことを言うヤツだな」

Sherdog.com もかなり厳しい突っ込みを入れているインタビュー。
榊原代表も それに応えて真摯な返答をしています。

インタビュー中、ドジャース スタジアムでの大会開催に言及している部分がありますが、それについては、過去にこんな記事がありますので紹介しておきます。
消息筋: PRIDE アメリカ進出後はドジャース・スタジアムで大会開催?
週刊現代に叩かれてフジテレビとの契約を解除する前の まだ元気の良い頃の話ですが。

先日は秋山ヌルヌル疑惑を報じたネットニュースの削除が発生し、興行主と報じる側の微妙な関係について問題を感じさせた日本のメディア。

ミルコ離脱問題はPRIDEにとっては、できれば触れて欲しくない部分だと思う。
アメリカは 「ソレは 日本の習慣でしょ! ボクらには無関係」とばかりに鋭い質問を投げかけてくる。
それに対して「タフな男だけが残るのがPRIDEなんだ」と言い切った榊原サンは 男の中の男かも知れないねぇ。


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