2007年01月11日
ヌルヌル疑惑 記事削除の理由は メディア側の自主判断ってホント?
秋山−桜庭戦の疑惑をめぐるネット上での報道も混乱している模様。
というよりK-1側のメディア操作が透けて見えるというお話。
1月8日 yahoo系のスポーツナビでFEG/K-1が疑惑解明に動き出したという内容のニュースがアップされた。
しかし、数時間後に削除されるという不思議な状態が発生。
消息筋:秋山−桜庭戦は徹底検証(?)へ
同日、同様にニュースアップの数時間後に削除という状態が発生した格闘技総合情報ウェブマガジン GBRで、その理由を説明している。
1月8日の22:00頃『【K-1】秋山VS桜庭問題に関して、谷川P「ミーティングの後、公式見解を発表したい」』というタイトルで一度アップした記事を削除した件についてご説明申し上げます。まず、一部で噂されているような「主催者側から圧力を受けて削除した」という事実は一切ございません。この記事を削除するまでの間に、主催者である?FEGからは一度も連絡などは受けていません。
ということで、FEG/K-1からの圧力ではなく、自主的な判断によるものと強調。
その後はホンマンVSボビーや他のルールについて谷川EPと記者との間で会話が続き、囲み取材が終了。最後にFEG広報担当者から「今日はMAXの会見なので、MAXの記事をお願いします。その問題に関しては調査後、公式見解を出しますのでそれから書いてください。なので今日は控えてください」との再度の“お願い”がありました。囲み取材は参考程度に留めておいて欲しいという要望です。FEG自体が前日の1月7日まで年始休みだったため、事態に大きな進展もないので後日調査後に公式見解を発表する、との理由でした。※FEGからの“お願い”を“圧力”と解釈するのには無理があります。本日の会見のメインテーマであるMAXの記事を優先的に書いてもらいたい、別イベントの問題(主催者は同じだが)でMAXの記事スペースを削られたくないと思うのは主催者サイドとしては当然のことであり、また、秋山VS桜庭問題とは何の関係もないMAXの選手たちの記事がそれによって縮小・注目を浴びなくなることを危惧するのは当然だと思われます。
GBRではMAXの記事をアップ後、この囲み取材での谷川EPの発言を記事として一度はアップしましたが、他媒体が「それならウチも掲載しよう」となりMAXの扱いが縮小されることを危惧し、編集部内ミーティング後に削除することを決定しました。今回もMAXは非常に見どころの多い大会となっており、他媒体であっても秋山VS桜庭問題でMAXの記事が削られてしまう、またはファンの興味がそちらに集中してしまうことはGBRとしては本意ではありません。会見に出席したMAXの選手たちには何の罪もありません。
GBRの言い分は、本来はK-1 MAXの会見であるから、マスコミはMAXのことだけ書いてくれというFEGサイドの「お願いに対応して自主的に記事削除」したということ。
MAXの記事を書こうが、ヌルヌル疑惑の一件を書こうが構わないのだが、何が重要な情報かを判断して記事にするのは、ニュースを提供する側の作業。
GBRはヌルヌル疑惑を解明する以前に次回興行のMAX大会の話題提供をすることが優先だと判断したわけですよ。
しかも、FEGの意向を「尊重」する形で。
ヌルヌル疑惑についての騒ぎが収まらないのは、納得のいく説明が公式になされていないことが最大の理由。
(以前にも魔裟斗の試合を巡る不透明な判定決着があったこと、亀田−ランダエタの初戦を放送したTBSによる年末格闘技特番での出来事であることも影響しているものと思われる)
MAX大会の顔ぶれよりも、秋山−桜庭戦のその後の沙汰の方が大多数の関心事になっているのは当然のことではないか?
ファンの興味がどこにあるかを格闘技関係のメディアは理解していない形になっているわけだ。
実際には 大炎上している某レフェリーのブログまで存在するわけだし、メディア側も状況を理解していないはずがない。
しかし、主催者側に気兼ねして大っぴらに報じることができない状況なのだろう。
メディア側の問題については、ターザン山本が業界人としてマトモなことを言っている。
桜庭VS秋山戦とマスコミについて。ネットがガンガン問題にしていることを、マスコミが全然、取り上げていないとしたら、もうそのマスコミはジャーナリズムとは言えない。
マスコミは終わった。いや、本当のことをいうと、あらゆるマスコミはもう終わっているのだ。
桜庭VS秋山戦についてスポーツ新聞は何も取り上げていない。
ボクシングの亀田VSランダエタ戦ではあんなに疑惑(?)の裁定といって大騒ぎしたのに、不思議だよなあ。
結局のところ、格闘技の世界ではマスコミよりも団体の方が力関係において?上?ということだろう。
興行する側と報じる側が、利益を共有する関係にあることは十分に理解できる。
お互いに持ちつ 持たれつの仲だということ。
ただ、ここまであからさまに K-1側にメディアが にじりよる事もしなくても良いだろうと。
批判的な意見を許容しない世界は衰退していくだけだよ。
FEGからの“圧力”を“お願い”と解釈するのには無理があります。
と思いますけどねぇ どうですか 熊久保サン。
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