2006年08月10日

無差別級GPファイナル出場を巡ってPRIDEとミルコが揉めていた?

                       
After two exciting events, this year’s Pride Absolute Grand Prix has produced two stellar final four match-ups. Brazilian Top Team’s Antonio Rodrigo Nogueira will meet former UFC heavyweight champion Josh Barnett while the current Pride middleweight champion Wanderlei Silva will face Mirko “CroCop” Filipovic. Anticipation for Pride Final Conflict Absolute is high as the match-ups are an MMA fan’s dream.

Dream Stage Entertainment, the parent company of Pride Fighting Championships, is looking to rebound from recent setbacks with a successful show. The most intriguing match-up of the event is arguably the rematch between Wanderlei Silva and Mirko “CroCop” Filipovic. The two fighters met at Pride 20 and fought to a draw under special rules. The majority of the MMA community agreed that Silva would have won a decision had they fought under normal rules.

Recently, Mirko told two Croatian newspapers, Jutarji List and Vecernji List, that he would not be participating in the last part of the Absolute Grand Prix. Apparently, Mirko’s decision to not participate stemmed from a dispute regarding his pay. According to the newspapers, Mirko stated that “We couldn’t make a deal. They said I’m too expensive for them but I just want to be paid for the risk. I’m very sorry for my fans but I won’t give up on my principles.”

But now the crisis is over and the Croatian star was able to come to an agreement with Pride DSE and is fighting in the Open Weight GP in September according to Vecernji List. If DSE was unable to secure Mirko’s participation in the final four, a potentially historic event could have taken a disastrous turn for the worse. In addition, the newspaper reported that “CroCop” received a substantial offer to fight for the recently resurrected World Fighting Alliance. Mirko is one of Pride’s main stars and his absence would have been a huge loss to the organization. Pride DSE felt that it was in their best interest to come to a compromise with the former K-1 kick boxer and now the fans will be able to see Cro Cop in the conclusion of the highly anticipated tournament.

クロアチアの現地紙によると、PRIDE無差別級GPファイナルラウンドへの参戦をめぐってミルコとDSEがギャラ問題でモメていた模様。


<珍訳>
2回の素晴らしい大会の結果として、今年のPRIDE無差別級GPは4人の組み合わせからなる恐るべき決勝戦を提供します。ブラジリアン トップ チームのノゲイラ対 元UFCチャンピオンのジョシュ・バーネット戦、現PRIDEミドル級チャンピオンのバンダレイ・シウバ対ミルコ・クロコップ戦が実現します。PRIDE無差別級GPでの決勝での対戦は格闘技ファンにとってのドリームマッチであり、高い関心を呼んでいます。

PRIDEの運営会社であるDSEは成功裏に行われた大会により、最近 発生した障害をはね返したように見受けられます。大会の最も興味をそそる対戦はバンダレイ・シウバ対ミルコ・クロコップの再戦です。両者は特別ルールによりPRIDE20で対戦し、結果はドローでした。両者が通常ルールで戦っていたなら、格闘技界関係者の多くがシウバの判定勝ちだったと感じていました。

最近、ミルコはクロアチアの新聞二紙、Jutarji ListとVecernji Listに対し、無差別級GPファイナルには参加しないだろうと語っています。GPに参加しないというミルコの決定は、まさしくギャラに関する対立によるものです。新聞の報道によると、「我々は合意に達することができなかった。DSEによると要求が高すぎるとのことだが、リスクに対する支払いを考えて欲しいと言ったまでです。ファンにとっては本当に残念でしょうが、私は信念を変えるつもりはないのです。」とミルコは発言しています。

しかしながら、Vecernji Listによれば、今のところ そのような危機を乗り越えクロアチアの英雄はDSEとの合意に達し9月の無差別級GPに参戦します。DSEが準決勝へのミルコの参加を保証することができなかったならば、歴史的なものになるべき大会は、悲惨なものになったかもしれません。 さらに新聞はミルコが最近復活したWFAへの参戦に対してかなり高額のオファーを受けたと報じています。ミルコはPRIDEの主要人気選手の一人であり、彼がPRIDEを去ることになっていればDSEにとって巨大な損失になっていたことでしょう。 DSEはK-1の元キックボクサーと妥協に達するのが最善の選択だと感じており、ファンは高人気のトーナメント最終戦でミルコの姿を見ることができるでしょう。


クロアチア現地紙の報道によれば、一度はギャラについてモメたミルコとDSE。
最後に折れたのはどちらだったのか?
恐らくファイナルラウンドの開催を優先したDSEだろう。

PRIDEがフジテレビとの放送契約を解除された後、ジェラルド・ゴルドーは
「ギャラを下げてもPRIDEに参戦するかどうかで、ソイツが本物かどうかがわかる」という内容の発言をしていた。

DSEがミルコに足元を見られた印象は否めない。
この話が事実なら、他の選手も今後はDSEに対して吹っかけてくるだろう。

今後の興行収入の拠点をアメリカに移すのはDSEの自由だが、大会規模に応じた適正ギャラを維持することができるのだろうか?

興行の維持を優先するがあまり、ギャラのイニシアティブを選手側に握られてしまったのではないかと思わせるMMA WEEKLYの報道。

もしかすると最後に笑うのは、潤沢な資金源を持つ(?)WFAなのではないかと思ったりして。

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