2006年06月30日

明日はPRIDE無差別級GP 2nd Round!

フジテレビが中継解除通告を行ってから初めてのPRIDE大会が明日の無差別級2nd Round。

関係者によると 地上波放送が行われないせいか チケットの売れ行きは好調らしい。
一応カードをおさらいしておこう。

・吉田 秀彦 対 ミルコ・クロコップ

・マーク・ハント 対 ジョシュ・バーネット

・藤田 和之 対 ヴァンダレイ・シウバ

・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 対 ファブリシオ・ヴェウドゥム

・中村 和裕 対 エヴァンゲリスタ・サイボーグ

・アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ 対 アリスター・オーフレイム

・高橋 義生 対 ビクトー・ベウフォート

・中尾“KISS”芳広 対 イ・ウンス

・エジソン・ドラゴ 対 パウエル・ナツラ

今回も さいたまスーパーアリーナに向かいます。
いつも通り生観戦時には速報はありません。
会場では臨場感を味わいたいし、休憩時間に速報するような余裕もありません。

DSEの開き直り具合はハッスル・エイドでも見ているだけに、ちょっと期待。
怪しい雰囲気には慣れているのがプロレス者ですから。
エンターテイメントとしてDSEが新たに何を提供できるかを見てこようと思います。
裏事情はどうであれ、清濁を併せ呑むのが昭和からプロ格を見ている人間の習い性です。

いつもながらピントのずれた遅報をお楽しみ下さいw

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小橋 建太は戻ってくる!

ノア三沢社長の記者会見から一夜明けて、各スポーツ紙は小橋の腎腫瘍による欠場の話題でもちきり。
一面トップ扱いにしたところもある。
とりあえず主要紙のネット上の取り扱いをまとめてみた。

小橋が腎腫瘍摘手術、悪性の可能性も【日刊スポーツ】
ノア衝撃!小橋 腎腫瘍手術【スポニチ】
小橋、腎腫瘍摘出へ…三沢社長「がんの疑い」【スポーツ報知】
【ノア】小橋、腎臓悪性腫瘍か…次期S欠場、緊急手術へ【サンスポ】
小橋 腫瘍発見…腎臓がんの疑いも【デイリースポーツ】

腫瘍は腎臓ガンの疑いもあるということで、病気についてちょっとググってみる。

腎臓癌は主に4つの病期に分けられます。

病期I:
“癌が腎臓のなかにとどまっており大きさが7cmをこえない”場合

病期II:
“癌が腎臓のなかにとどまっており大きさが7cmをこえる”場合

病期III:
“癌が腎臓周囲の脂肪組織にひろがっているか、または、リンパ節に転移を認める”場合

病期IV:
“癌が腎臓周囲をの脂肪組織を越えた周囲組織にひろがっているか、または、他の臓器に転移を認める”場合

--- 中略 ---

腎臓癌に対する治療としては手術療法が最も確立された治療といえます。しては先程も述べましたように癌細胞の悪性度、病状の進行具合(病期)、そして病患者さんの状態など、様々な角度から充分に検討した上で最適な治療法を決定します。

治療法としては以下の4つの方法がありますが、まずは、手術で癌の存在する腎臓を摘出するのが一般的です。

1)手術療法

上で述べた、病期のI, IIの場合には手術療法で根治が可能です。

大阪医科大学のHPからの引用。
ガンと決まったわけではないが、会見によると腫瘍の大きさは4,5センチ。
早期発見ということもあって、十分に今の医学で対応できそうじゃありませんか。
小橋が闘う場所が、一時的にリングから病院に変わっただけだと楽観的に考えることにしよう。

観る者にドラマを与えるのがプロレスラー。
今回の出来事は、良い意味で 小橋健太の人生ドラマに これまで以上に注目するきっかけになるのかもしれないな。

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小橋建太が腎腫瘍摘出手術のため欠場

小橋が腎腫瘍摘出のため次期シリーズ欠場へ

 プロレスリング・ノアの小橋建太が腎腫瘍摘出手術のため、7月1日開幕の次期シリーズを欠場することになった。
 小橋は今月19日に受けた健康診断で異常が発見され、22日にCTスキャンで検査。24日に結果が出て、27日に三沢光晴社長に報告したという。

ノアの小橋が腎腫瘍摘出手術のため、次期シリーズを欠場とのこと。
スカパー301CH「ニュース侍!」で放送された三沢社長の会見の様子を再録。
ただし、聞き取れなかった部分は***で誤魔化してある。
聞き取りミスは御勘弁を。悪しからず。

三沢:7月1日から始まります「サマー・ナビゲーション」ですけども、小橋健太欠場の御報告を致します。欠場理由として、腎腫瘍摘出手術のため欠場いたします。対戦カード、イベント等の変更には決定次第、発表致します。ファンの皆様、関係各位におかれましては御迷惑をお掛けすることをお詫び申し上げますと共に、御理解の程よろしくお願い申し上げます。

記者:今、突然の発表で ちょっと今 驚きを隠せないですけども、腎腫瘍摘出という言葉がありましたけども、具体的にはどういう状態、どういう 今 病気の状態なんでしょうか。

三沢:***した右腎、腫瘍の大きさが4センチから5センチということで、です。

記者:腫瘍という言葉を聞きますと、良性なのか悪性なのか 色んな想像が出てしまうんですけども。

三沢:先生に聞いたところ、腎臓にできた腫瘍に関しましては、摘出後にしか正確な判断ができないということでしたので、ただ、画像から判断すると悪性腫瘍が疑われるという報告を受けております。

記者:大変申し上げにくいことかとは思いますが、我々が一般的に悪性の腫瘍と聞きますと、言いたくありませんけどもガンということなんですかね。

三沢:その疑いが濃いということです。

記者:その病名、病気が発覚した経緯をちょっと教えていただきたいんですが。

三沢:私たちノアでは毎年1回、健康診断を選手・社員 強制的に行っておりまして6月19日に小橋選手が会社で行った健康診断***異常が発見され、6月22日木曜日、CT撮影、6月24日にCT結果、そして、この結果を受けております。

記者:小橋選手は、その検査結果、あるいは再検査などをしている過程の中で自覚症状のようなものはあったんでしょうか。

三沢:本人としゃべりましたけども、ちょっと腰の方が ちょっと痛かったという ちょっと 違和感を感じたとういうのは ぐらいだったというのは聞いておりました。

記者:その明らかになった病名を聞いた小橋選手、その反応というのはどういうものがありましたでしょうか。

三沢:完全には でも自分ではまだ把握できていない、本人も言っておりましたけども、皆さんそうだと思いますけども そういうもので他人事だと思って聞き流している部分が多い、まさか自分がっていうことは言っておりました。

記者:これは早期の発見という風に***

三沢:医者は***早期発見という風に受けています

記者:ファンの皆さんが一番気にされていると思うのは、恐らく病気に対する小橋選手が 今 どういう精神状態であるか どんな表情なのかそういったものを知りたいと思うんですが、三沢さんの目から見た範囲で結構ですので小橋選手はどういうような状態だったでしょうか

三沢:そうですね。皆さん御存知のように肉体的にも精神的にも強い人間なので、こういったものに気持ちが折れることが一番怖いことだと思うので、小橋に関しては それはないと思っていますので。本人も復帰をめざしてっていう強い気持ちでね がんばってくれると思いますので。ファンの方々も、やっぱり明らかに心配だと思いますけども それを信じて僕らも願うしかないと思います。

腎臓に腫瘍が発見されたというものの、早期発見でなにより。
しかし、代謝を司る臓器の一つである腎臓の疾患がプロレスラーのようなハードなアスリートにとって致命的にならなければ良いのだが。

ともかく、小橋の早期治癒を祈ろう。
2ちゃんねる プロレス板もそんな雰囲気でいっぱい。

特にファンだというわけではないのだが、オレンジ色のタイツの若手時代から知っているだけにちょっと心配。
ある意味、小橋は日本のプロレス界の宝だもんなぁ。

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2006年06月28日

ボブ・サップが弁護士を通じて敵前逃亡否定

最近、更新が滞っている「消息筋」の中のヒト、hanadiサンです。
ネタがない訳じゃありません。
体調が良くないんですよ。やっぱりトシっすかね。
で、体調が悪い理由は下記の通り。

体調悪い→でも飲んじゃう→体調悪い→でも飲んじゃう→
という永久革命っていうか 肉体の新日本プロレス化状態。
でも 気を取り直して行ってみよう!

サップが声明文で「敵前逃亡」否定  5月13日のK−1 欧州GP(オランダ)のホースト戦で「敵前逃亡」事件を起こしたボブ・サップ(31=米国)が27日、弁護士事務所を通して声明文を出した。事件後、サップが公にコメントするのは初めて。

 声明文によると、サップは「敵前逃亡」ではないと主張。K−1サイドとの契約交渉が試合直前まで続いていたが結局こじれたため、やむを得ず、試合直前に会場を立ち去ったという。一方的に非があるように主張するK−1サイドに怒りを覚え、名誉回復と謝罪を求めている。

 もっとも、K−1と完全に決別するつもりはないようだ。ファンに対して「安心して戦う場を私に約束してもらえるなら、私はいつでも戦う用意があります」ともコメントし、格闘家として現役続行を希望している。今後は週末か週明けにも会見を開き、自らの言葉で説明する意向だ。

詳細はKamipro Handにも掲載されていたらしい。
他のサイトでも紹介されているので参照されたし。
内容は消息筋:ボブ・サップ自身が語る敵前逃亡事件と大きな違いはない様子。

先週の週刊ファイトにもサップの記事があり、「インターネット上では」という但し書き付きで、ソレっぽいことが書いてありましたけどね。
もっともファイトの記者がウチの記事を読んでいたのかは全く不明だけどw。

近日中に記者会見を行うらしいが場所については語っていない。
来日−記者会見−札幌大会出場 なんてストーリーじゃないかと勝手に想像。
まぁ K-1側がどう出るか 収束方法に注目。

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2006年06月26日

第3回昭和プロレス学に参加してきた

6/23の金曜日。早々と会社を後にして水道橋へ。
ターザン山本氏が主催する「第3回昭和プロレス学・猪木論(3)」に参加するのだ。

今回のプロレス学の概略についてはターザンカフェで紹介されているので参照されたし。

前回は所用で出席できなかったので、今回が2回目の出席。
スピーカーは山本氏と新間 寿氏。
またしても、レアな話がドンドン出てきた。

ターザン 新間氏

新間氏の話は本当に面白い。(氏が手にしているのは参加者が持参したレプリカベルト)
しかし、オフレコにせざるを得ない話ばかりで、なかなか紹介できないのが残念。

で、今日のテーマは「IWGP」。
IWGPの原点は、馬場らNWA主流派に虐げられてきた新間氏の怨念。
NWA主流派以外のマーケットでNWA王者に代わる世界最強のレスラーを決定しようとした壮大な計画。
第1回大会決勝戦で猪木がホーガンのアックスボンバーによって失神(?)し、破れたのは有名な話。

新間氏によると、猪木の凋落は この第1回IWGPでの敗北からだという。
社内的にも神通力を失い、クーデターにより社長の座を追われ、新間氏は新日を去る。
世界最強決定を掲げたオトコたちは、自らが手がけた祭りの後に足元をすくわれ失脚する。
何とも皮肉で不条理な結末である。

こういったサイドストーリーに満たされているのが昭和プロレスの楽しみ。
時として脱線しそうになる新間氏を巧みに山本氏が制御しながら話が進む。
方向転換がきっかけになり、また別な話で新間氏が脱線するというパターンの繰り返し。
だからこそ、他では聞けない話がポロッと出てくるわけだが。
もちろん あの日もIWGPに関わる話は全体の半分くらいか?

次回は7/28に開催とのことなので、都合の良い昭和プロレスファンは足を運ばれてはいかがかと。(要予約)

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2006年06月21日

kamipro100号 永田裕志のインタビュー記事

kamipro 100号が本日発売。

kamipro100.jpg

100号記念ということで1号から50号までを紹介する小冊子が付録。
(51号から100号分は来月の101号の付録らしい)
残念ながらA5サイズだった頃(世謝出版社 時代)の表紙は含まれていない。

内容は いつもながら ほとんどDSE関連の記事。
時節柄、フジテレビによる放送中止に関連する話題も多いので、今までの出来事のまとめということで読んで見るのも良いかもしれない。

長らく新日本プロレスの取材拒否を受けていたkamiproだったが、ようやく関係が改善。
(NOAHを始めとして相変わらず複数団体から取材拒否されてますけどね)
巻末近くには、ブルージャスティス 永田サンのインタビュー記事が。
収録は5月25日とフジテレビがPRIDEの中継に関する契約解除を発表する前なのだが、コレが実に面白い。

見出しだけでも もう大変。
「やる前まではミルコには絶対勝てると思ってましたから」
「ギャラも出ないのにヒョードルと闘って俺こそ『馬鹿になれ』を体現した男ですよ」
「あの強いヒョードル、ミルコの二人と闘った日本人って俺と藤田だけじゃない。その現実をどう思うかってことですよ!」
「アルティメット・ロワイヤルは自分でやってて情けなかった!」

インタビュアーも過激。

---- 永田さんといえば、大晦日のミルコ戦、ヒョードル戦でのイメージが強すぎるのも、ゴールデン放送の怖さだと思うんですけど。
永田 2回やってますからね。
---- あれはどういった経緯で出ることになったんですか?
永田 1回目の方は言えるけど、2回目のことしゃべったら、今問題になるんじゃないですか?
---- ダハハハハ!そんなにヤバいんですか?(笑)
永田 そんなこともないけど(笑)

永田サンは週刊現代によるDSE追及のきっかけになったイノキ ボンバイエ2003のいきさつも語っている。
永田サンが聞いていた対戦相手はヒョードル - ノゲイラ - マイケル・マクドナルド - ヒョードルとコロコロ変わる。
最終的にヒョードルの出場が決まったのが12月29日だそう。試合の2日前。

永田 で、正式に発表できるようになってのが30日。試合前日ですよ? もうヤケクソというか、世のため人のためですよ!

さすが 永田サン 愚痴はこぼさない。
あの大晦日は、我々に与えた素晴らしき救済だったのですね。
でも、さすがにお金についてはちょっとこぼす。

永田 川又氏も週刊誌でどうのこうの言う前にギャラを振り込んで欲しいですね。

永田サンもうステキ過ぎ。オトコの中のオトコですね。
川又サン お願いですから永田サンだけには、逃亡先からギャラを振り込んであげて下さい。

もっと面白い内容が書かれているインタビュー記事。
興味のある方は書店でkamipro100号を手に取っていただきたい。

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2006年06月18日

ハッスル・エイドは高田総統風のヒトと高田延彦風のヒトが登場

ひょんなことからチケットが手に入り、行ってきましたハッスルエイド。
某女史に多謝。

デジカメを忘れたので画像はなしと。
会場の席は結構埋まってた。
(かなり招待券がバラ撒かれたとの情報もあり)
試合の詳細は他の速報サイトを参照されたし。

一部報道でタマアゴの正体ではないかと噂されたくりぃむしちゅーの有田。
RGMがいつもながらのグダグダのオープニングMCでブーイングを浴びる中、赤い高田総統風のコスプレで有田が登場。
皆が期待する通り、高田総統、友人の高田統括本部長、A猪木のモノマネが炸裂。
どうなることかと思っていたRGMのMCが有田に助けられた感じ。

正体が有田ではないということで、更に謎を呼ぶタマアゴ。
小川、大谷も中身を知らないまま、監視役としてスキットに登場したのはゼロワン・マックスの浪口。
石狩がハッスルを離脱した後のいじられキャラは彼か。

浪口が監視する部屋に忍び込んだ島田二等兵。
彼に薬をかがせ気絶している間にタマアゴはモンスター軍の手に。

メインハッスルではTAJIRIが念願かなって(?)ニューリン様のマスク剥ぎに成功。
負けたニューリン様は花道を走って帰る。
コレに怒り心頭なのがインリン様。
「私が雪辱を!」と叫ぶが「M字パワーを使い果たしたお前に その力はない」と総統がたしなめる。
高田総統は手に入れたタマアゴを取り出し「ハイパービターン!!」

直後に花道の上部からTの文字が刻まれた巨大なタマゴが登場。
地上に降り立ったタマアゴから出てきたのは、ベイダー風のヒモマスクをした金髪のレスラー。
その風貌はかつて「青春のエスペランサ」と呼ばれたプロレスラー、高田延彦にそっくり。

メイン後のTAJIRIとの番外戦では何もさせない。
タランチュラも力で振りほどく。
結局はタマアゴの中から出てきたレスラーの圧勝。
試合後は立ち向かおうとするハッスル軍の面々を気功のようなパワーで吹き飛ばす。
呆気に取られる小川たち。

画面に登場した高田総統によると、彼は総統の戦う化身、「ザ・エスペランサー」とのこと。
モンスター軍が危機状態の時に現れるらしい。

いやぁ イイモノ 見ちゃった。
エスペランサーはロープワークも駆使。
「わがままなヒザ小僧」とまでは行かなかったものの、キックを何発か披露。
もう会場は ビビって たじろいで 大騒ぎですよ。

エスペランサーを見ただけでもハッスル・エイドの価値は十分。
限定出場になりそうなエスペランサー。
この後、ハッスル軍とどう絡むのか?

PRIDEの高田統括本部長も友人の高田総統、その化身のエスペランサーまで出現して忙しそうだね。

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2006年06月15日

ボブ・サップ自身が語る敵前逃亡事件

PRIDE−フジテレビ関連の話題に忙しく、なかなか紹介できなかったボブ・サップ関連のネタ。

FIGHTSPORT 24-7 SAPP: 'K-1 THREATENED MY SAFETY'

長文なので原文紹介は省略。
リンク先を参照いただきたい。


<珍訳>
ボブ・サップは5月13日にオランダ アムステルダムで予定されていたホースト戦を前に、なぜアリーナを後にしたのかをアメリカのジャーナリストに対して語りました。

サップによれば、彼はK-1との20試合という契約を既に完了しています。K-1との同意は、相当額のボーナスと新しい契約が彼の22戦目の試合から適用されるという約束で、彼の21戦目の試合に新規契約の再交渉を行うことでした。ホーストとの試合はK-1にとって22戦目の試合になるはずであり、新規契約にもとづく同意であるとサップは想像していました。

サップによると、ホースト戦の1週間前にK-1とオランダ大会のプロモーター、 サイモン・ルッツがサップと接触し、新規契約がK-1の顧問弁護士によって作成され、アムステルダムでレビューすることが可能だと誠実に彼に約束したとのことです。さらに新規契約額が恐らく50万ドル代になり、サップがアムステルダムに到着する前に彼の口座に入金されるか 第三者に預託されることになっていたとのことです。

試合の4日前にアムステルダムに到着した際に、まだ入金はなかったとのことです。試合前日にK-1の弁護士 Toruに連絡しましたが、彼はサップに向かってイライラした態度を示し、サップを無視しました。

K-1のマネージメントに何度か連絡した後に、K-1は彼と契約したくないということが、サップがK-1オランダ大会のプロモーター、ルッツのところへ行き、もし、K-1がサップを現在と将来の全ての責務から完璧に解放することに同意するなら、ホーストとタダで試合をする もしくは K-1がひどい違反をしたあの契約を、K-1のマッチメイカーの谷川のサイン付きで彼に提出することを提案した時点でサップにとって明確になりました。

サップの要求は谷川に伝えられました。そして、試合当日の朝に契約すると告げられました。 サップは彼の要求を網羅するために起案した自作の契約書を持っていました。

大会当日、大会開始から4時間前の時点でも契約はありませんでした。この時点で、サップは何らかの有効な契約がなければ、アリーナに行かず大会に参加しないという頑なな立場を取りました。

大会の2時間前にサップはルッツからの電話 −アリーナに来るようにサップに要請し、全ては要求通りだと再び納得させる− を受けました。
彼がアリーナに向かい会場に到着すると、彼は谷川とToruの両者と会い、準備のためにドレッシングルームに行きバンテージを巻くように指示されました。新規契約を含んだ書類を持って彼らはそこに出向くはずでした。

サップは試合の準備ができましたが、谷川とToruは新しい契約書を持ってドレッシングルームには現れませんでした。何度となく携帯電話で彼らに連絡しようしましたが無駄な試みに終わりました。その後 サップは彼らを探しに外に行き、2人を見つけました。その時点でサップは自分が作成した契約書にサインするよう要求しました。 彼らはそれを拒否し、アメリカ人が最初に契約を解釈することが必要だと主張しました。

そして、サップは試合をしないと宣言しました。この時点で議論は決裂し、全ての関係者が巻き添えを食うことになりました。そして、サップによると、彼はToruとK-1のDieasuke Karaguchi代表の両方から、試合を行わないなら彼の身体的な健康、および彼と共にいる人々の身体的な健康に対して危害が加えられることになると言われました。

その時、サップと彼の側近は、すぐにホテルの部屋に戻り、億万長者として知られている友人 −サップと彼のチームが危険から安全に逃れられるように すぐに8人のボディガードを手配した− に電話をしました。

サップと彼のチームは8人のボディガードにより、場所を明らかにされていないアムステルダムのホテルに案内され、そこで一夜を過ごし、アメリカに戻りました。ここで起きた事件の余波とは、このことがK-1について明らかにしたことがほとんど確信以上の何かだということです。その性質、その選手たち、その全体としての事業のK-1についての。

サップは、北アメリカでのすべてのMMA組織に話を持ちかけており、これらの組織に対してMMAキャリアを活発に追求しています。 サップによると、北アメリカで別のMMAプロモーションと契約するのであれば、K-1は法的な補償へ向けてあらゆることを行なうそうです。

しかしながら、サップが本当にK-1との契約を完了しているのなら、彼らに選択肢が全くないことが明らかになるでしょう。サップは、それを一笑に付して、「ヤツらの好きにさせろ。ゲームオーバーではない。ヤツらは思い過ごしをしてるんだ。」と語りました。


サップ本人が語るアムステルダム敵前逃亡事件。
やはり契約での揉め事がトラブルの発端だったようで。

サップによるとK-1との契約は満了している様子。
片や 一時期のK-1は契約違反による法的な補償要求も辞さずとの立場。

しかし、あれだけの騒ぎを起こしておきながら、今のところ K-1からサップに対する具体的なオトガメはなし。
このあたりも何か怪しいニオイがするのだけれどなぁ。

今週号の「週刊ファイト」には谷川氏のインタビュー記事があり、サップの件にも少々触れている。
断固たる対応をするというスタンスではなく、今後もK-1でサップを使うかどうかはサップ次第だよというソフトな立場は従来通り。

理由は何であれK-1に非がないのであれば、サップに何がしかのペナルティを課さなければ、他の選手にも示しがつかないと思いますが。

既に多くのヒトは、相変わらず進歩がなく打たれ弱いサップに興味もないと思いますけどね。

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2006年06月13日

錯綜するスカパーのDSE PPV情報

SKY PerfecTV Announces Decision On PRIDE PPV Future

The following is an article from the Complete Vale Tudo Access blog, a great source of the Japanese MMA scene:

SKY PerfecTV! has announced that they will continue to broadcast Dream Stage Entertainment events for the time being.

The Shibuya, Tokyo based SKY PerfecTV! is Japan's leading digital satellite broadcasting company. Last Friday, the company announced they would meet on Monday, June 12th to discuss whether or not Dream Stage Entertainment ventures such as PRIDE Fighting Championships and HUSTLE would continue to be carried on SKY PerfecTV!

On June 6th, Dream Stage Entertainment President Nobuyuki Sakakibara met with SKY PerfecTV! representatives to discuss the issue, and was told to submit a written report in regards to the matter. The report was submitted to SKY PerfecTV! on June 9th, and its contents were discussed on Monday. SKY PerfecTV! officials have now announced that, at least for the time being, Dream Stage Entertainment's events will continue to be broadcast on pay-per-view. This includes the upcoming HUSTLE Aid event on June 17th, as well as PRIDE's July 1st Saitama Super Arena Event.

Representatives of SKY PerfecTV! stressed the tentativeness of the decision, saying, "We will continue our relation with Dream Stage Entertainment but we will withhold our final decision until a later date. If more news of improper behavior is discovered, the relation may very well be discontinued."

スカパーがPRIDE、ハッスルの放送継続との報が海外サイトから。

ニュースソースは www.mmanews.com 。
ただし、このサイトもComplete Vale Tudo Access blogからの引用。
かなり怪しいので、心して読むように。


<珍訳>
スカイパーフェクトTV(珍訳者注:以下 スカパー)は、当分の間 DSEのイベントを放送するとアナウンスした。

東京 渋谷に会社を置くスカパーは日本のデジタル衛星放送のリーディングカンパニーである。先週の金曜日、スカパーは6月12日月曜日にDSEのイベントであるPRIDEとハッスルをスカパーで放送を継続するかどうかを議論する会合を持つとアナウンスした。

6月6日、この件に関してDSE榊原代表が打ち合わせをするために、スカパーの代理人と会っている。そして報告書を提出するよう求められた。
報告書は6月9日にスカパーに提出され、内容については月曜日に議論された。スカパーはDSEのイベントについて、少なくとも当分の間 PPV放送されることをアナウンスした。これには6月17日のハッスル・エイド、7月1日のPRIDE大会が含まれている。

スカパーの代理人は、この決定が暫定的であることを強調している。
「我々はDSEとの関係を継続するが、最終決定については後日まで差し控える。もし、不適切な振る舞いが更に露見することになれば、我々はDSEとの関係を断絶することになるだろう。」


怪しいニュースだなぁ・・・・。
確かに日本発のニュースを良く網羅しているとは思うが、"Complete Vale Tudo Access"ってblogサイトも個人運営のようだし。

しかし、しかしだ!

スカパーってDSEのイベントの継続放送は公式にアナウンスしていないでしょう?
ハッスル・ハウスvol.15は、なんとなしにPPV放送されていたようですけれど。

更に!

この記事が真実であるならば、フジテレビがPRIDE中継中止を発表した 6月12日以前の6月6日から 6月5日の翌日から、榊原代表はスカパーに放送継続を訴えていたことになる。

blogのコメント欄にも
Is there a source for this?
と辛辣なコメント。
アチラのヒトもこの記事の怪しさを感じ取っているわけだ。

まぁ 今日のエントリーは ほとんどネタになってしまっているので勘弁。
PRIDEの将来が世界的にも注目されているということで。

<追記>
国内では、こういう報道もありますので、念のため。

PRIDE&ハッスル放映問題は継続審議
PRIDE&ハッスルの放映問題で揺れるCS局「スカイパーフェクTV!」は12日、「検討中だが、現時点では放送を続ける方向」と説明した。

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2006年06月12日

週刊現代 6/24号のPRIDE 追求 追及記事

PRIDEと暴力団の関係を追及してきた講談社 「週刊現代」の6/24号が本日発売。

表紙では雑誌名の真下に記事の見出しが配置されている。
これも講談社の力の入れようがうかがえるというもんだ。

週刊現代6/24号

肝心の記事は28ページからの4ページ。
フジテレビがPRIDEの中止を決定したのがなぜかを論じ、きっかけは週刊現代で取り上げた川又氏の告発記事だと説く。
更にPRIDEに深く関わるフジテレビのAプロデューサー(神奈川県警に任意で事情聴取済み)の逮捕もありうるという程度の記事。

「何がやりたいんだ!!コラ!誌面飾ってコラー!」って感じですよ。
お金と時間のあるヒトだけ買ってやって下さい。

つーか FRIDAYも含めた講談社の反PRIDEキャンペーンって 何かウラがありそうだなぁ。
実話ナックルズあたりが追求してくれないだろうか?

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2006年06月09日

ジョン・テンタが白血病で死去

大相撲から転身し活躍したテンタさん急死  大相撲から全日本、WARで活躍したジョン・テンタさんが7日(日本時間8日)、白血病のため米テキサス州フレンズウッドで死去した。42歳だった。2年前に体調を崩してからはリングを離れ、入退院を繰り返していた。  カナダ出身のテンタさんは、85年に大相撲の佐渡ケ嶽部屋に入門。琴天太、琴天山のしこ名で3場所連続優勝を飾り、幕下43枚目まで出世した。だが87年に突然引退し、全日本プロレス入り。196センチ、158キロの巨体を生かしたヒップドロップを得意技に活躍した。その後米国ではWWEの前身WWFでタッグ王座を獲得したほか、WCWにも出場。日本のSWS、WAR、UWFインターにも参戦した。

日本マットでは全日本、SWSなどで活躍したジョン・テンタが死去。

昨日の東京スポーツなどでも報じられているので、彼の訃報についてご存知の方も多いことだろう。
海外サイトでは死去の当日にはニュースがアップされていた。

全日本時代の初期は、巨体のわりには童顔で、どことなく遠慮がちなファイトだったような記憶がある。
WWF(当時)に転じてからはヒゲを生やした風貌で自信満々のファイトへの変貌に驚いたものだ。

SWSのリングに上がっていた時期の彼については、やはりこの事件は欠かすわけにはいかないだろう。

こちらも元力士である(元幕下・琴天山)アースクエイク・ジョン・テンタとの試合中突如リングを降り、リングアナのマイクをつかんでリングに戻り、目潰しのポーズをとりながら『お前八百長ばっかりやりやがって!この八百長野郎!』と発言。プロレス業界で「禁句」といえる八百長発言に業界は騒然(本人は「盛り上がっただろう?」と至ってご満悦だったようである)、内外から批判が渦巻き、SWSも解雇となり、プロレス界からはしばらく姿を消す。

新日本でデビューしたが、移動中での長州に対する発言で解雇され、新天地をSWSに求めた北尾がやってしまった有名な事件。
これを契機に北尾はプロレス界からしばらく追放状態に。
彼の運命を決定付けたのはテンタだったわけだ。


彼の病状については、消息筋:ジョン・テンタはガンと格闘中らしいで報じたことがある。
'04年8月18日のエントリ。
リンパに関わるガンと聞いていたが、白血病だったのか。
読み返してみると
「医者は、ガンが不治であるとテンタに伝え、余命は13から18ヶ月であることを伝えた。」
とある。
あれから22ヶ月、彼は病と十分に闘った。

また一人、記憶にあるレスラーがこの世を去る。
悲しいなぁ。合掌。

誰か彼の死去を機会に、wikipediaの琴天山かジョン・テンタの項を充実してくれるとありがたい。

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2006年06月08日

DSE榊原代表の記者会見&PRIDE無差別級GP 2ndRoundカード発表

東京プリンスホテルで行われたDSEの記者会見の模様がアップされている。

【速報】PRIDE榊原社長 会見でPRIDE存続を断言【livedoor スポーツ 格闘技 総合格闘技】
【速報】PRIDE榊原社長 会見 続報【livedoor スポーツ 格闘技 総合格闘技】

榊原代表は会見の主な内容
・フジテレビからの契約解除が突然であった状況
・フジテレビ「信用、品位、イメージに対する保持、配慮をドリームステージが怠った」
・DSEは潔白
・週刊現代の事実無根の記事により、フジテレビもある意味では被害者
・週刊現代 及び 川又氏に対する刑事告訴に加えて民事訴訟も検討中
・神奈川県警から事情聴取を受けたという事実はない
・逮捕状が出ている社員はいない
・スカパーの放送は継続
・PRIDEは今後も存続する

スカパーの格闘技系コンテンツを紹介する「スカパー!バトル」http://www.skyperfectv.co.jp/sports/battle/をのぞいてみたが、PRIDEのPPVに関するページはない。
300chのJ sports ESPNでの「PRIDE REVIVAL」に関する記載があるのみ。
ハッスルについても過去の試合の放送のみの状態になっている。

未だ公式発表はないものの、スカパーはPRIDEとハッスルに対する態度について既に結論を出したと言っていいのではないだろうか?

それにしても不可解なのが、DSEの対応。
記者会見で潔白だと主張するなら、なぜフジテレビに対して「契約解除無効の仮処分申請」など法的対応を起こさないのだろうか?
(争うことに何の意味があるかは別にして)
やましいところがないなら、胸を張って対応するべきだと思うが。

会見では無差別級GP 2nd Roundの対戦カードも発表された。
7・1「無差別級GP 2ndROUND」対戦カード決定

吉田 対 ミルコ
藤田 対 シウバ
ノゲイラ 対 ヴェウドゥム
ジョシュ 対 ハント
の対戦。

PRIDEが置かれている現状をかんがみ、最高のカードを提供しようという意気込みは感じられる。
実際の興行はどんなスケールのものになるか今のところ不明ではあるけれど。

結局、PRIDEに関する疑問の多くは解消されなかった今日の記者会見。
今後もDSEの周辺はウォッチを続ける必要がありますねぇ。

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HGがハッスル離脱?フジ契約解除の余波

 ハッスル軍のエースHGが、ハッスルを去る可能性が出てきた。所属する吉本興業がPRIDE、ハッスルから撤退する方向であることが7日、分かった。吉本興業関係者が明かしたもので、HG本人は継続参戦に意欲的だが、会社側が説得していくという。フジテレビが5日に、両興行を主催するドリームステージエンターテインメント(DSE)との契約を解除しており、吉本側が今後のタレント活動への支障を懸念した。

 PRIDE、ハッスルの地上波テレビ放送中止に、真っ先に反応したのは芸能事務所の吉本興業だった。両興行に関与した人物を、フジテレビが今後すべての番組に出演させないと、一部で報道されたことが引き金になった。吉本興業関係者はこの日「個人の趣味でやっているプロレスと、フジテレビに出演できなくなることは、どちらが痛手か比較するまでもない。会社側が説得していくことになると思う」と明かした。

フジテレビのPRIDEとの契約解除の件は、HGにまで飛び火。
所属元の吉本興業がDSEが主催するハッスルへの出場中止を説得中。

話の発端は恐らくコレ。
PRIDE出場選手、フジが起用禁止…各所に通達【スポーツ報知】

対象がハッスルへの出場選手にまで及んできたということだ。
吉本興業の過剰な反応と言えないこともないが、フジ側から
「あっ そう。オタクはウチと付き合う気はないんだ? 吉本サン」
と言われる前に対応したいというところなんだろう。

このDSE関係者のフジテレビでの起用禁止、
事実だとすれば、強烈なボディブローとしてDSEには効いて来そうだ。

昨年のハッスルマニアで見事なパフォーマンスを見せたHG。
元々、学生プロレス出身でプロレスの心得(?)があったというのもあるが、表現者としてハッスルという場が彼のお気に入りになりつつあるんだろう。
忙しいスケジュールの合間を縫ってハードな練習を積んでいたと聞く。

吉本側の見解の「個人の趣味でやっているプロレス」って
ハッスルは吉本の仕事じゃないのか?

それは置いておいても、ハッスルか フジテレビか 踏み絵を迫られているHG。
中核選手の離脱となれば、放送中止と合わせてハッスルの痛手は大きい。
PRIDEと合わせてハッスルの命運はどうなる?

今日の榊原代表の記者会見、ハッスルには言及するんだろうか?

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2006年06月07日

DSE/PRIDE ハッスル中継中止決定 スカパーも放送中止の方向

いよいよ追い詰められてきたDSE/PRIDE情報の続報。

 人気格闘技「PRIDE」の運営会社ドリームステージエンターテインメント(DSE)に契約違反があったとして放送打ち切りを決めたフジテレビが、PRIDE出場選手らを番組に出演させないよう、制作会社などに通達していたことが6日、分かった。マスコミ各社に契約解除のファクスを送った5日に通達したもので、関係者は「関連する人物、選手は一切、番組に出演させないようにという話が回ってきた」と明かした。

正直「ここまでやるか?」というフジテレビの対応。
(ニュースソースが日テレ系の報知だというところに多少引っかかる部分もあるが。)
中継中止だけではなく、PRIDE関係者の番組出演もシャットアウト。
ここまでくると絶縁という厳しい雰囲気さえ感じさせる。

系列局の東海テレビが制作し、初の全国地上波放送となる予定だった「ハッスルエイド」の放送中止も決定した様子。

 DSEのプロレス・イベント「ハッスル・エイド」(17日・さいたまスーパーアリーナ)を18日に全国放送する予定だったフジ系の東海テレビもこの日、放送中止を正式決定し、DSEに通告。ハッスルとの関係も打ち切ることを示唆した。

DSEの代表、榊原氏は東海テレビの子会社である東海テレビ事業(株)の出身。
恐らく断腸の思いで放送中止の通告を聞いたことだろう。

ちょっと ここらで PRIDE、ハッスルの中継に関わっている放送局とDSEの関係をまとめてみたので参考にしていただきたい。
フジテレビと強力な関係にある組織とDSEとのつながりがわかると思う。
(クリックで大きな画像が見られます)

クリックで拡大

スカパーの筆頭株主はフジテレビ。
スカイパーフェクトコミュニケーションズ - 会社概要
約1/8の株式を保有しており、スカパーに対する発言権の大きさは容易に想像できる。
他の株主の同意が得られれば、中継を中止にすることくらいは可能なポジションにいるわけだ。

フジの圧力の有無は不明だが、フジテレビが中継から手を引いたことにより、スカパーでのPRIDE中継が難しい状況にあるらしく、番組制作上の理由からも撤退の可能性が高いらしい。

 さらに衛星放送のスカイパーフェクTV!が緊急役員会を招集し、今後の扱いを検討したことが判明。DSEの榊原信行社長も同社に事情説明に訪れたが、関係者は「フジの番組制作を単独で行うのは難しい。局内でも打ち切りの声が大きい」と明かし、広報部は「数日間のうちに結論を出し、何らかの形で発表したい」と話した。

すでにPPVの申し込みを受け付けているハッスルエイド、PRIDE無差別級GP 2nd Round、Final Roundの3興行については、中継を行うものと個人的には考えていた。

しかし、番組制作に支障をきたす状態ということならば、話は違ってくる。
番組そのものが提供できるかどうかというビジネス上の問題。
PPV申し込み者に対する営業的なフォローを行った上で、中継を中止する可能性も大いにありそうだ。

明日の榊原代表の記者会見を前に、DSE/PRIDE・ハッスルに不利な状況は、どんどん拡大している。
ノブ高田サンのノー天気なブログのように「PRIDE草創期への原点回帰」だと割り切って前向きに考える余地が残されているのだろうか?

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2006年06月06日

フジとの契約解除後のPRIDEはどうなる?

昨日のエントリーでも取り上げたのが、フジテレビによるPRIDE中継の契約解除のニュース。
一夜明けて各スポーツ紙も続々と情報をアップしている。

フジテレビが契約解除の理由としている“不適切な事象”。

関係者は“不適切な事象”について「刑事事件に関する一連の報道で『フジテレビの社会的な信用をおとしめた』こと」と指摘した。

と DSEと暴力団の関係が原因だということを匂わせている。

最近ではライブドア、村上ファンドと組織の代表者が相次いで逮捕される状況があった。
今や企業に求められているモノの一つとして重要なのがコンプライアンス。
これを無視したことが露呈した時点で社会的には抹殺されてしまうのだ。
そんな可能性があることをDSE/PRIDEは、どう考えていたのか?

今後のPRIDEがどうなるのかという可能性については、バーニングスピリットでfull氏が論じている。
詳しくはリンク先を参照していただきたい。
full氏の想定する選択肢はかなり現実的なものだ。

ここまで考えると、可能性としては
DSEを解体して新体制でフジテレビと再契約するか、
「PRIDE」というブランドが消滅してしまうか
他局と放送契約を結ぶかの3点。

契約解除の理由は公にされることはないだろうが、PRIDEというブランドに染付いてしまった裏社会とのつながり。
DSEが存続するとすれば、このイメージをいかにして払拭するかが条件になりそうだ。

拙文、消息筋:PRIDE無差別級GPのカードが確定の最後に
「無差別級GPが終わりの始まりにならないことを祈って。」
と書いた。
はからずも、PRIDEの終焉はスタートしてしまったのかもしれない。

明日の榊原社長の会見を待とう。

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2006年06月05日

フジテレビ PRIDE中継契約を解除

 フジテレビは5日、ドリームステージエンターテインメント(DSE)との契約を解除したと発表した。同局で中継されるPRIDEやPRIDE武士道の放送がなくなることになり、予定されていた10日の「PRIDE武士道−其の十一−」と、18日の「ハッスル・エイド」の放送も中止する。

 フジテレビ広報部は「契約違反が判明したので本日(5日)をもって契約を解除した」としている。一方、DSEは「現在、状況を確認中でコメントできない」とした。

衝撃! フジテレビがPRIDEとのTV中継契約を解除。
フジテレビが一方的発言。
格闘技『PRIDE』の放送対応中止についてのお知らせ【フジテレビ】

契約解除の理由は「契約違反が判明した」とのこと。
週刊現代 その他の雑誌で追求された暴力団との関係。
決定的な証拠が提示されたわけではないが、限りなく深い疑惑が。

ダーティなイメージがPRIDEに付きまとったのは事実。
このことがクリーンさを追求するフジテレビに嫌われたのか?
地上波でのPRIDEが見られなくなるばかりか、フジのアナウンサーたちが出演しているスカパーでの放送もどうなる?

一番気になるのは、DSE/PRIDEの今後の経営状態。
フジの放映権料にどれだけ依存していたかということ。
高いレベルの選手たちを確保できたのも潤沢な資金があったからではないのか?

今回の契約解除によって、業界でのFEG/K-1との力関係も逆転する可能性も高い。
どうなる DSE/PRIDE&ハッスル!?

もしかして、かつてRINGSの中心選手をPRIDEに引き抜かれた前田は高笑い?

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2006年06月04日

PRIDE武士道11 第11試合速報

○三崎 和雄 対 フィル・バローニ×
判定3-0

ウェルター級GP 1回戦
「筋肉三兄弟」の一人、フィル・バローニ。
セコンドにはコールマンの姿。
今夜も勝って兄貴の胸で泣くか?

それともGRABAKAの三崎が渋く決めるか?
入場時から気合の入った三崎。

1R
直後、右ヒザを当てていく三崎。
大内刈りでバローニを投げるが、スタンドでの組み合いに。
青コーナーでの攻防。ブレーク。

バローニのパンチをくぐって三崎がタックル。
ガブられて決まらず。スタンドでの展開に。
組み合ってヒザを放つ三崎。ブレーク。

バローニに再度ヒザを放つ三崎。打撃では負けていない。
大振りのバローニのパンチを見ながら、三崎はローキック。

三崎が飛びついてグランドでのフロントチョーク。これは逃げられる。
バローニが上になるが、三崎がいなしてバローニの有効打はなし。
ブレーク。三崎にグリーンカード。

三崎は余裕か 右のスピンキック。
バローニが「来いよ」と挑発するが、三崎はローキックで応戦。
バローニのパンチはますます当たらなくなる。
ラウンド中 絶叫しているコールマン。

2R
パンチを当ててくるバローニ。
三崎もパンチで応戦。

大外刈りからグラウンドで三崎が上に。
三崎はハーフガード。下から組み付くだけのバローニ。
バローニの左モモは三崎のローキックで赤く変色。

サイドポジションから三崎がアームロック。
バローニはこれを逃れるが三崎の左ヒザで頭部を打たれる。
スタンドになるが、ニュートラルコーナーでの組み合いになりブレーク。

三たび 大外刈りでバローニを倒す三崎。
イエローカードがバローニに提示される。
パンチの交換をしながら試合終了。

指を突き上げ勝利を味わう三崎。
スタンドでは お互いに引かない両者が気持ちいいなぁ。

「皆さん 日本人は強いんです。」
「次の2回戦も日本人の魂を持って上がりたいと思います。」
「決勝では同門対決で郷野さんとやりたいと思います。」
試合終了後の三崎のマイクアピール。

ウェルター級GPの日本人選手は川尻、郷野、長南が勝ち残り。
解説の高坂のスーツ姿 似合わないなぁ やっぱり。

↓飲みながらの観戦記だけど、踏んでくれるとプチうれしい。
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PRIDE武士道11 第10試合速報

○デニス・カーン 対 ムリーロ・ニンジャ×
1R 15秒 レフェリーストップ

ウェルター級GP 1回戦
多国籍格闘技者、デニス・カーンと弟にも良いところを見せたいムリーロ・ニンジャ。
一回戦の屈指のカードかな。

1R
開始早々、カーンの左右のパンチがニンジャを捕らえる。
止まらないカーンのラッシュ。
倒れ込むニンジャに上からカーンがパウンド。
レフェリーが割って入って試合終了。

試合後のマイクでは「I'm gonna be a champion!」と絶叫するデニス・カーン。

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PRIDE武士道11 第9試合速報

○郷野 聡寛 対 ヘクター・ロンバード×
判定3-0


ウェルター級GP 1回戦
「キューバの柔道王」ロンバートの入場の雰囲気はいい。自信満々という感じ。
お尻の筋肉の付き方がポコンとしていて個人的には好きな体型。
見た目は小さなケビン・ランデルマン。
(私 決してホモじゃないですよ。念のため)
道着にはYD Yoshida Dojoの文字が。

郷野はHERO'Sの須藤 元気 張りのダンスパフォーマンスで入場。
金髪のズラまで着用。

1R
道着を脱いで戦うロンバート。
いきなりロンバートのパンチのラッシュ。
すげぇ こいつ もう柔道家じゃないよ 瀧本に爪の垢を煎じて飲ませたい。
有効打は少ないものの、思わず倒れこむ郷野。
上になったロンバートの容赦ないパンチ。

ロンバートの左足首を取って反撃する郷野。
バックマウントを取る。

ブレークからスタンドに。
再びスタンドでのロンバートのラッシュ。
組み合った凌ぐが、再びブレーク。

スタンドでのローキックの交換。
時折ロンバートがパンチを放つ。
しばらく様子を見ていた郷野のパンチが当たり始める。

ニュートラルコーナーでの組み合いで郷野のヒザが当たる。
ヒザを嫌ったロンバートが郷野の足を取ってリング中央でグラウンドに。
ロンバートが上になるが、1R終了。

2R
スタンドでのボクシングから赤コーナーでの組み合い。
投げを打ったロンバートがグラウンドで上に。
右腕で郷野の首を狙うが何もさせてもらえない。

ブレークからスタンドに。両者に警告。
タックルに行くロンバート、郷野が切る。
再度 向かいあってのスタンド。組み合うがブレイク。
右パンチの交換。
試合終了。

試合後の郷野のマイクアピール・
「今日はもうネタないわ。」
確かにカミカミ気味で、いつもの切れがない。

ロンバートは大事に育てるべき選手。
今日は負けたけど、彼はいいよ。
この次も見てみたい。

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PRIDE武士道11 第8試合速報

休憩中にダン・ヘンダーソンが挨拶。
「ケガを直して帰ってくる。私は何も恐れていない。この試合の結果を全て受け入れる。そして、この後も自分はチャンピオンであり続ける。」みたいな内容。

○桜井“マッハ”速人 対 オラフ・アルフォンソ×
1R 1分4秒 KO

ライト級ワンマッチ。
桜井はスポーツ紙上を賑わせた素人サンとのケンカ騒動からほぼ1ヶ月。
プロには殴られないところを見せなければならない。
果たして負傷箇所は完璧に治っているのか?
こういうサイドストーリーって悪い意味じゃなくてプロレス的で好きだなぁ。
見た目はゼロワン向きのアルフォンソ。
で PRIDE初参戦の彼は、マッハの事件を知っているのだろうか。

1R
左ストレート、右フックで攻めるアルフォンソ。いなすマッハ。
右フック一閃!パンチ一発で前のめりに倒れるアルフォンソ。
失神KO。
ホントに殴らせなかった。

試合後は竜ヶ崎市マッハ道場の子供たちがリングに上がって勝利を祝福。
モットーは「清い心 強い心 良い頭」
だから素人サンには手を出さないのか。

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PRIDE武士道11 第7試合速報

○川尻 達也 対 チャ−ルズ・“クレイジー・ホース”・ベネット×
1R 2分30秒 アンクルホールド

ライト級ワンマッチ。
「ザ・クラッシャー」壊し屋 川尻 対「壊れている男」ベネットの試合。
マウレリオを破ってライト級戦線に殴りこんできた石田の試合を見て、川尻は何を思ったか?
セコンドには試合直後の石田もいるし。

1R
挑発的なベネット。
川尻がタックル。ガブるベネットを持ち上げてテイクダウン。川尻が上に。
川尻がベネットの右腕に逆十字狙い。

決まらないと見るや 足首狙い。
アンクルホールドでベネットがタップ。

試合後は、なぜか花道を脱兎のごとく走り去るベネット。

「忘れ物を引きずり出せるために精進します」とマイクアピールする川尻。
五味との再戦に意欲満々。
川尻もいいなぁ!

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PRIDE武士道11 第6試合速報

○石田 光洋 対 マーカス・アウレリオ×
判定3-0

ライト級ワンマッチ。
アウレリオは修斗環太平洋ウェルター級王者の「石田なら」と対戦を受諾したとのこと。五味を破った男はイージーな相手を選んだのか?
石田は修斗のベルトを巻き、日の丸を掲げて入場。
リングサイドには五味の姿も見える(太り過ぎ)。

1R
スタンドでの様子見。石田は位負けしていない。
アウレリオのパンチで腰を落とすが、直後に石田はグラウンドで上に。
しかし、アウレリオが下から首を絞める。
上になった石田はアウレリオの腕と足で上半身をコントロールされ、パンチを振リ下ろせない。

再びスタンドでの攻防。石田が投げを打ってグラウンドで上になる。
その後、キレイな首投げでマウレシオを投げて見せるが、下になってたのは石田。
攻めきれないが石田は休まない。
残り1分、下からの腕関節狙いにきたマウレシオ。石田も攻め続けて逃れる。
石田が上になったまま1R終了。腕を突き上げてアピールする石田。

2R
このラウンドはスタンど勝負に出たマウレシオ。
組み合った後、グラウンドで下から首を攻められるが石田が脱出。
上になった石田がパウンドを狙う。
腕を押さえて抑止するマウレシオ。コントロールされながらパンチを落とし続ける石田。石田の攻撃に合わせて声援する観客たち。
休まず攻め続けた石田が上になったまま試合終了。

判定後、会場は石田コール。試合後のマイクでは、爽やかな口調ながらも「ボクは修斗世界ランキング1位の環太平洋チャンピオンの石田です!」と自身の強さをアピール。

いやぁ 石田スゴイ。
ライト級は戦国時代突入!

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PRIDE武士道11 第5試合速報

×瀧本 誠 対 ゲガール・ムサシ○
1R 5分36秒 ドクターストップ

ウェルター級GP 1回戦。
負ければ降格通告の瀧本。背水の陣でどんな戦いを見せるか。
滝本に完敗なら「降格」の非情通達【日刊スポーツ】
入場時の瀧本の表情には覇気が感じられない。道着着用でリングイン。
セコンドには吉田の姿も見える。
ムサシはボクシングから格闘技に足を踏み入れた弱冠20歳のオランダの逸材。

1R
道着着用の瀧本にムサシのパンチ。
瀧本が組み合ってロープに詰めて、タイクダウン。
反転しようとしたムサシの右腕を狙って瀧本が逆十字。決まらない。

逃げられた瀧本はバックを取られてチョーク。
チョークを解いたムサシは後ろからパンチ。
足をフックしながら後ろからチョークを狙うムサシ。
下半身がコントロールされている瀧本。
バックマウントでムサシが上からパンチ。

瀧本の右目がふさがって試合中断。
ドクターチェックで眼球の動きを確認。
右目が動かないようで、5分36秒ドクターストップ。

恐るべし格闘歴5年のムサシ。

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PRIDE武士道11 第4試合速報

○長南 亮 対 ジョーイ・ヴィラセニョール×
判定2-1

ウェルター級GP 1回戦。
ダンヘンに破れた後、住み込みでダンヘンの元で修行した長南。
セコンドには中村の姿が。リングイン直前にはダンヘンが声を掛ける。
一方、ジョーイはKOTCで15戦無敗の猛者。

1R
長南がパンチとキックで牽制しながらの立ち上がり。
組み合うがヒザの交換程度で終わり、ブレーク。

スタンドでの攻防は共に有効打はないが、ジョーイの攻めが目立つ。
打撃の交換から徐々に長南の間合い。
組み合って赤コーナー付近の攻防から足をフックしたジョーイがタイクダウン。
上になったジョーイの厳しいパンチ。

ドントムーブからリング中央での攻防。
猪木−アリ状態からブレーク。

スタンドでは長南のパンチが当たるがダウンには至らず。
首狙いから上になった長南がパンチを下ろす。
バックを取るも1R終了。

2R
ジョーイが積極的に出る。
組み合う両者。ブレーク。

長南が無理やり引き込みグラウンドに。
上になったのはジョーイ。

再度スタンドに。パンチの交換。
長南が組み合いからグラウンドに引き込んで上に。ハーフガード。

4分過ぎ 再びスタンド。
打ち合いからジョーイが上になってグラウンドに。
ジョーイが踏みつけを狙うが長南がかわす。
お互いに目立った有効打のないまま試合終了。

勝者 長南はDEEPミドル級のベルトを肩にかけマイクアピール。

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PRIDE武士道11 第3試合速報

○パウロ・フィリオ 対 グレゴリー・ブーシェラゲム×
判定3-0

ウェルター級GP 1回戦。
負傷欠場したキム・ドンシクの代役として急遽参戦が決まったグレゴリー。
190センチとウェルター級にしてはかなりの長身。
ノゲイラ兄弟の師匠を師に持つフレンチ トップチーム所属。

1R
いきなりフィリオに組み付いていくグレゴリー。
上になったフィリオがグレゴリーの首に左手を回しながら有利なポジションを狙う。
マウントを取ったフィリオ。上からコツコツとパンチを落とす。
長い脚を生かしてシザースからマウントを脱出するグレゴリー。

スタンドで組み付き、強引にグラウンドに行くフィリオ。再びマウントに。
青コーナー付近で上からパンチを落としていく。

6分経過あたりで、ブレークからリング中央で同じ体勢に。
腕狙いからサイドポジションに移行するフィリオ。
再びマウントを取って上からパンチ。

8分過ぎ ブレークが宣告され、再びスタンドに。
グレゴリーにグリーンカード
再開後もフィリオが上になり、グレゴリーは成すすべなしという感じで1R終了。

2R
キックを放ち牽制するグレゴリー。
捕まえたフィリオが上になり腕を狙う。

ブレークからグレゴリーに再びグリーンカード。
スタンドからはフィリオが上に。
決めきれないのはグレゴリーも巧いからか。
フィリオがサイドポジションから腕を狙いにいくが試合終了。
ゴング後はお互いに正座して礼。

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PRIDE武士道11 第2試合速報

×ムリーロ・ブスタマンチ 対 アマール・スロエフ○
判定 0-3

ウェルター級GP 1回戦。
リングサイドにはダン・ヘンダーソンの姿が。
「最強皇帝 ヒョードルの親衛隊」アマール・スロエフはロシア人特有(?)の冷気を放つ。
ブスタマンチは道着を着ての入場。
レッド デビル 対 ブラジリアン トップチームの対戦。

1R
スタンドでの攻防が続く。
ブスタマンチの右目からの出血で一時中断。
ブスタマンチを中心に動く展開になるが、スロエフのショートレンジでの重いパンチが時々入る。
何度か組み合いを試みるブスタマンチ、テイクダウンにまでは至らず。
グラウンドでの展開はなし。

2R
スタンドでの攻防にキックを織り交ぜるスロエフ。
3分経過直前、スロエフのパンチでブスタマンチの腰が落ちる。猪木−アリ状態。
再びスタンドに。
タックルから足を取ってテイクダウンを狙うブスタマンチ。スロエフは付き合わない。
スタンドでの攻防のまま試合終了。

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PRIDE武士道11 第1試合速報

○ジェイソン・ブラック 対 オ・ウォンジン ×
4分25秒 TKO

ライト級のリザーブマッチ。
青コーナーオ・ウォンジンは元レスリング韓国代表。
爽やかなウォンジンに対して赤コーナーのジェイソンは見た目 妖気が漂う怖そうな印象。
PRIDE初参戦同士の対戦。

1R
飛び込んでいくウォンジン、スタンドでの攻防。
ジェイソンがバックからチョーク。更に裏返して締め上げる。
脱出して立ち上がるウォンジン。再びチョーク。
これを返したウォンジンが上に。
下からフロントチョークを狙うジェイソン。決めさせないウォンジン。
再びスタンドの攻防。
パンチで迫るウォンジン。
逃げないジェイソンはスタンドからバックを取りグラウンドでの首狙いに。
消耗する両者。
上になったジェイソンのヒザがウォンジンに入って4分25秒 TKOでジェイソンの勝ち。

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2006年06月03日

PRIDE武士道11 海外スポーツブックに見る勝敗予想

いよいよ 明日に迫ったPRIDE武士道11。

以前もエントリーに取り上げたことがあるけれど、海外のスポーツブックサイトではPRIDEも賭けの対象になっている。

今回はココ。
pinnaclesports.com


ムリーロ・ブスタマンチ -283 対 アマール・スロエフ +263
パウロ・フィリオ 対 グレゴリー・ブーシェラゲム
長南 亮 +135 対 ジョーイ・ヴィラセニョール -145
瀧本 誠 +230 対 ゲガール・ムサシ -250
石田 光洋 +221 対 マーカス・アウレリオ -241
川尻 達也 -700 対 “クレイジー・ホース”・ベネット +630
桜井“マッハ”速人 -810 対 オラフ・アルフォンソ +730
郷野 聡寛 -167 対 ヘクター・ロンバード +157
デニス・カーン -106 対 ムリーロ・ニンジャ -104
三崎 和雄 +254 対 フィル・バローニ -274

マイナスの数字が大きい方が強いと思われているということ。
川尻の-700、マッハの-800なんて ガチガチの鉄板試合という風に見られているというわけだ。
舌戦を繰り広げている郷野とロンバートの一戦は、どうやら郷野が有利か。

果たしてオッズ通りの勝敗となるかどうか?
明日の大会でダークホースとなるのは誰だ?

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〔今日のニュース&ツッコミ〕
滝本に完敗なら「降格」の非情通達【日刊スポーツ】
 なかなか成長の見られない瀧本。ある意味当たり前の発言。
K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL 速報【スポーツナビ】
 チェ・ホンマンがセーム・シュルトに判定勝ち。
みのる 初代タイガーに引導だ【デイリースポーツ】
 鈴木の毒舌は先輩の佐山にも。遠慮のなさがこのヒトの良いところ。

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2006年06月01日

バス・ルッテンが7年ぶりに総合格闘技に復帰

RUTTEN RETURNS TO MMA AFTER 7 YEARS

MMAWeekly.com broke the story a month ago that Bas Rutten was going to return to the fight game. Last night, three sources confirmed to MMAWeekly.com that Rutten is returning, as initially believed, against Kimo in the WFA. The fight will take place in July in Los Angeles at the Forum.

Rutten hasn't fought since 1999 when he squared off against Kevin Randleman at UFC 20: Battle for the Gold. Rutten won the UFC Heavyweight Title when he defeated Randleman by judges' decision after 21 minutes of fighting.

Prior to that, Rutten defeated Tsuyoshi "T.K." Kosaka by knockout at UFC 18. If you look at Rutten's record, you'll see that he hasn't lost in his last 20 fights.

Bas won 19 of those fights, with one fight going to a draw against Osami Shibuya. Rutten's last loss came at the hands of Ken Shamrock in the Pancrase organization back in 1995 by submission due to a kneebar. Rutten has an overall record of 27-4-1 in his MMA career.

Rutten's scheduled opponent, Kimo, hasn't fought in almost a year. In his last fight, Kimo lost in Pride Bushido 8 last July to Ikuhisa Minowa by submission in the first round.

In his two fights prior to facing Minowa, Kimo defeated Marcus Royster in the Rumble on the Rock promotion, and lost to Ken Shamrock at UFC 48: Payback.

Kimo lost in Pride Bushido to Ikuhisa Minowa by submission in the first round. Kimo beat Marcus Royster in Rumble on the Rock, before losing to Ken Shamrock at UFC 48's Payback card. Kimo's MMA record is 9-5-1.

An already stacked WFA card just got that much better with the return of "El Guapo." Here's how the card shakes down.

バス・ルッテンが7年ぶりに総合格闘技に復帰。


<珍訳>
MMAWeekly.comは1ヶ月前にバス・ルッテンが格闘技界に復帰するという話をお伝えしました。昨夜、ルッテンの復帰−最初に信じられていた通り、WFAでキモと対戦する−についてMMAWeekly.comの説が正しいことを3つの情報が証明しました。試合は7月にロス・アンジェルスのThe Forum で開催される見込みです。

ルッテンは'99年にUFC20でケビン・ランデルマンと対戦して以来、試合を行っていませんでした。ルッテンはランデルマンを判定で破り、UFCヘビー級タイトルを獲得しています。

それより前に、ルッテンはUFC18で高坂 剛をノックアウトしています。ルッテンの記録を見れば、この20試合は負け知らずであることがわかると思います。

渋谷 修身との引き分けを含み、ルッテンは19勝しています。'95年パンクラスでのケン・シャムロック戦でヒザ十字で敗れたのが最後の敗戦です。ルッテンの総合格闘技での戦績は27勝4敗1分けです。

ルッテンの対戦相手として予定されているキモは、最近では ほとんど試合をしていません。彼の直近の試合は昨年の7月のPRIDE武士道8で、美濃輪と対戦し関節技により1Rで敗れています。

美濃輪戦以前の2試合は、「ランブル オン ザ ロック」でマーカス・ロイスターに勝利し、UFC48でケン・シャムロックと対戦し敗れています。

キモはPRIDE武士道での美濃輪戦で、関節技により1Rで敗れています。シャムロックにUFC48で敗れる前に「ランブル オン ザ ロック」でマーカス・ロイスターに勝利しています。総合格闘技でのキモの戦績は9勝5敗1分けとなっています。


パンクラスを主戦場とした後、UFCに転じたバス・ルッテン。
現在はPRIDEのアメリカ向けPPVのコメンテ−ターを務めてみたり。
PRIDEのリングサイドの画像を良く見てみるとルッテンが映っていることがある。
どういう経緯か不明なのだが、総合格闘技界に復帰。

復帰戦は7月に開催されるWFA(World Fighting Alliance)の大会ということ。
WFAは最近 復活したアメリカの総合格闘技の新興勢力。
PRIDEとの契約が切れたクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、元UFCのマット・ リンドランド、新日本プロレスにも登場した水男ことロン・ウォーターマンら結構メジャーどころが参戦している。
7月大会も資本力にモノを言わせて(?)、全米にPPV放送されるらしい。

ルッテンの復帰はWFAのサイトでも報じられており、期待の大きさが伺える。

とはいうものの、復帰戦の相手はあのキモ。
ルッテンも既に41歳ということだから、オールドタイマー同士の組合せとしては良いかもしれないが、試合としてはどうかなぁと。

過去の名声に傷をつけないように頑張っていただきたい。
試合後は懐かしのルッテン・ジャンプを希望!

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〔今日のニュース&ツッコミ〕
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