2006年06月15日

ボブ・サップ自身が語る敵前逃亡事件

                       

PRIDE−フジテレビ関連の話題に忙しく、なかなか紹介できなかったボブ・サップ関連のネタ。

FIGHTSPORT 24-7 SAPP: 'K-1 THREATENED MY SAFETY'

長文なので原文紹介は省略。
リンク先を参照いただきたい。


<珍訳>
ボブ・サップは5月13日にオランダ アムステルダムで予定されていたホースト戦を前に、なぜアリーナを後にしたのかをアメリカのジャーナリストに対して語りました。

サップによれば、彼はK-1との20試合という契約を既に完了しています。K-1との同意は、相当額のボーナスと新しい契約が彼の22戦目の試合から適用されるという約束で、彼の21戦目の試合に新規契約の再交渉を行うことでした。ホーストとの試合はK-1にとって22戦目の試合になるはずであり、新規契約にもとづく同意であるとサップは想像していました。

サップによると、ホースト戦の1週間前にK-1とオランダ大会のプロモーター、 サイモン・ルッツがサップと接触し、新規契約がK-1の顧問弁護士によって作成され、アムステルダムでレビューすることが可能だと誠実に彼に約束したとのことです。さらに新規契約額が恐らく50万ドル代になり、サップがアムステルダムに到着する前に彼の口座に入金されるか 第三者に預託されることになっていたとのことです。

試合の4日前にアムステルダムに到着した際に、まだ入金はなかったとのことです。試合前日にK-1の弁護士 Toruに連絡しましたが、彼はサップに向かってイライラした態度を示し、サップを無視しました。

K-1のマネージメントに何度か連絡した後に、K-1は彼と契約したくないということが、サップがK-1オランダ大会のプロモーター、ルッツのところへ行き、もし、K-1がサップを現在と将来の全ての責務から完璧に解放することに同意するなら、ホーストとタダで試合をする もしくは K-1がひどい違反をしたあの契約を、K-1のマッチメイカーの谷川のサイン付きで彼に提出することを提案した時点でサップにとって明確になりました。

サップの要求は谷川に伝えられました。そして、試合当日の朝に契約すると告げられました。 サップは彼の要求を網羅するために起案した自作の契約書を持っていました。

大会当日、大会開始から4時間前の時点でも契約はありませんでした。この時点で、サップは何らかの有効な契約がなければ、アリーナに行かず大会に参加しないという頑なな立場を取りました。

大会の2時間前にサップはルッツからの電話 −アリーナに来るようにサップに要請し、全ては要求通りだと再び納得させる− を受けました。
彼がアリーナに向かい会場に到着すると、彼は谷川とToruの両者と会い、準備のためにドレッシングルームに行きバンテージを巻くように指示されました。新規契約を含んだ書類を持って彼らはそこに出向くはずでした。

サップは試合の準備ができましたが、谷川とToruは新しい契約書を持ってドレッシングルームには現れませんでした。何度となく携帯電話で彼らに連絡しようしましたが無駄な試みに終わりました。その後 サップは彼らを探しに外に行き、2人を見つけました。その時点でサップは自分が作成した契約書にサインするよう要求しました。 彼らはそれを拒否し、アメリカ人が最初に契約を解釈することが必要だと主張しました。

そして、サップは試合をしないと宣言しました。この時点で議論は決裂し、全ての関係者が巻き添えを食うことになりました。そして、サップによると、彼はToruとK-1のDieasuke Karaguchi代表の両方から、試合を行わないなら彼の身体的な健康、および彼と共にいる人々の身体的な健康に対して危害が加えられることになると言われました。

その時、サップと彼の側近は、すぐにホテルの部屋に戻り、億万長者として知られている友人 −サップと彼のチームが危険から安全に逃れられるように すぐに8人のボディガードを手配した− に電話をしました。

サップと彼のチームは8人のボディガードにより、場所を明らかにされていないアムステルダムのホテルに案内され、そこで一夜を過ごし、アメリカに戻りました。ここで起きた事件の余波とは、このことがK-1について明らかにしたことがほとんど確信以上の何かだということです。その性質、その選手たち、その全体としての事業のK-1についての。

サップは、北アメリカでのすべてのMMA組織に話を持ちかけており、これらの組織に対してMMAキャリアを活発に追求しています。 サップによると、北アメリカで別のMMAプロモーションと契約するのであれば、K-1は法的な補償へ向けてあらゆることを行なうそうです。

しかしながら、サップが本当にK-1との契約を完了しているのなら、彼らに選択肢が全くないことが明らかになるでしょう。サップは、それを一笑に付して、「ヤツらの好きにさせろ。ゲームオーバーではない。ヤツらは思い過ごしをしてるんだ。」と語りました。


サップ本人が語るアムステルダム敵前逃亡事件。
やはり契約での揉め事がトラブルの発端だったようで。

サップによるとK-1との契約は満了している様子。
片や 一時期のK-1は契約違反による法的な補償要求も辞さずとの立場。

しかし、あれだけの騒ぎを起こしておきながら、今のところ K-1からサップに対する具体的なオトガメはなし。
このあたりも何か怪しいニオイがするのだけれどなぁ。

今週号の「週刊ファイト」には谷川氏のインタビュー記事があり、サップの件にも少々触れている。
断固たる対応をするというスタンスではなく、今後もK-1でサップを使うかどうかはサップ次第だよというソフトな立場は従来通り。

理由は何であれK-1に非がないのであれば、サップに何がしかのペナルティを課さなければ、他の選手にも示しがつかないと思いますが。

既に多くのヒトは、相変わらず進歩がなく打たれ弱いサップに興味もないと思いますけどね。

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