2006年05月29日

UFC60 ホイス・グレイシー マット・ヒューズに1R TKO負け

                       

カルフォルニア州 ロス・アンジェルス Staples Center で開催されたUFC60。

メインとして行われたウェルター級タイトルマッチ、王者 マット・ヒューズ 対 ホイス・グレイシーの一戦は、1R 4分39秒 ヒューズのTKO勝ちとのこと。

www.mmaweekly.com

mmaweeklyのこの試合の詳細記事を抜粋。

In what can only be described as a one-sided battle, Hughes dominated from start to finish, taking out Gracie in the first round with some vicious ground and pound. Referee John McCarthy was forced to call a stop to the action and declare Hughes, the current UFC Welterweight Champion, victorious by TKO.

Gracie was the taller fighter, but looked much smaller than Hughes when the two fighters finally engaged. To Gracie’s credit, he did manage to keep Hughes away for the first minute of the fight. Gracie used his long legs to kick at his shorter opponent, trying to prevent the inevitable takedown. Once the fight hit the ground, Hughes absolutely dominated Gracie. At one point, Hughes locked on a kimura, and Gracie's arm bent violently (even appearing to snap at one point), but Gracie didn't tap out and Hughes eventually let go of the hold in order to focus on strikes instead.

Showing the world how much mixed martial arts has evolved since the early days of the UFC, Hughes eventually took the legend’s back, sinking his hooks in and trying to secure a rear naked choke. Gracie defended effectively at first, but Hughes knew that he was in position to inflict some serious damage, and he reigned down the punches and elbows from above.

After Hughes really opened up his strikes to both sides of Gracie’s head and his arms went limp, referee John McCarthy jumped in to prevent further damage from being done. Matt Hughes, the most dominant champion in recent UFC history, had proven his supremacy once again.

Gracie just looked completely overmatched in the fight, and Hughes entered the fight seeming almost angry at the presumption that the former champion dared to step into his house and challenge him in the Octagon. Hughes' focus will now return to the welterweight division and his upcoming title defense against Georges St. Pierre, which is tentatively scheduled for the UFC's September (or early October) pay-per-view.


<珍訳>
まったく一方的な試合としか言いようがない試合でした。ヒューズは開始から終了まで試合を支配し、危険なグラウンドとパウンドでホイス・グレイシーを第一ラウンドで破りました。レフェリーのジョン・マッカーシーは試合をストップし、ヒューズの勝ちを宣言しました。現UFCウェルター級王者のTKO勝ちです。

ホイスは長身の選手ですが、両者が戦いを交えた時にはヒューズよりずっと小さく見えました。グレイシーの名誉のため、ホイスは試合開始後の1分間はヒューズと距離を置く戦法を取りました。ホイスは長い脚を使ってはキックを用い、逃げられないテイクダウンを防ごうとしていました。試合がグラウンドに展開すると、ヒューズはホイスを絶対的に支配しました。即座にヒューズはキムラロックに捕らえ、ホイスの腕を荒々しく折り曲げました。(もう少しで折れるようにさえ見える)しかし、ホイスはタップせず、ヒューズは代わりに打撃に焦点を合わせるために結局、ホールドを解きました。

UFCの初期からの総合格闘技の進化を見せつけるかのように、ヒューズは伝説選手、ホイスのバックを取ってフックを深くしながら、背後からチョークを狙おうとしました。ホイスは最初はこれを有効に防御しましたが、ヒューズは重大なダメージを与えられるポジションに自分がいることを知っていました。そしてパンチとヒジを上から打ち込みました。

ヒューズがホイスの頭部の両側への打撃を加え始めてホイスの腕から力が抜けた後、レフェリーのジョン・マッカーシーは今 行われている行為によって、これ以上のダメージが与えられないよう両者に割って入りました。近年のUFCの歴史で最も優秀なチャンピオン、マット・ヒューズは、再び自分の支配を確立しました。

ホイスは試合では完璧に支配的に見えました。そしてヒューズは、彼の家に足を踏み入れ、オクタゴンで彼に挑戦するために元チャンピオンが立ち向かったということに怒りを感じているかのように試合に入っていった。ヒューズの焦点は既にウェルター級部門と暫定的に予定されているUFCの9月もしくは10月前半のPPV大会でのジョルジ・サン・ピエールとの対戦に向かっています。


金網の中で繰り広げられる「何でもあり」の世界。
93年にワンナイトトーナメントとして始まったUFCは日本をはじめとする格闘技界にとんでもない衝撃を与えた。
中でもUFC草創期の中心的選手は何と言ってもホイス・グレイシー。
共に戦ったケン・シャムロックと共に今もLiving Legendとして尊敬を集める存在。

95年にUFCを離れて以来の出場となったホイス。
現UFC ウェルター級王者、マット・ヒューズとの試合は完璧に決着がついたようだ。
ホイスの衰えなのか、それとも UFCで初めて体系的な総合格闘技を見せたグレイシー柔術が研究され尽くしたと見るべきなのか。
ホイスが5分足らずの時間で完璧に破れたと聞くのも、なんとなく複雑な気分。
おっさんの懐古趣味なのかなぁ?

UFC official website:Hughes Wins and Leaves No Doubts with Stoppage of Gracie
では、破れたとはいうものの、10年以上ぶりにUFCのマットに帰ってきた元チャンピオンの挑戦を称えている。

ホイスと言えば名勝負を行った桜庭の名前も出てくる。
奇しくも桜庭のUFC参戦が噂されているらしい。
(当日のTVカメラには桜庭の姿は映ったのだろうか?)
ホイスと同様につらい挑戦にならなければ良いのだけどなぁ。

UFC60はWOWOWで5/29(月)22時からの放送です。
お見逃しなく。
ウチでは見れないから、久しぶりにブレンバスターに行こうかなっと。

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