2006年05月24日

K-1 ボブ・サップの7.30札幌大会出場を示唆

                       

 ボブ・サップ(31=米国)が7月のジャパンGPに参戦する可能性が出てきた。K−1 WORLD GP 2006 IN SAPPORO(7月30日、札幌)の会見が22日、札幌市内で行われた。
 谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「今月中にサップ選手に対する対応とジャパンGP出場をどうするか、はっきりしたい。サップ選手を出場させ、今年こそ勝つ日本人選手を出したい」と明言。サップの復帰を示唆した。またスーパーファイトに、因縁のホーストが出場を希望しているという。

 サップは13日の欧州GPのホースト戦を30分前にキャンセル。この「敵前逃亡」に対し、K−1サイドは損害賠償や無期限の謹慎を含めた処分を検討していた。武蔵(正道会館)もこの日、「前代未聞。格闘家として恥ずべき行為」と苦言を呈していた。

 ただK−1サイドは、一時の強硬姿勢から軟化しつつある。谷川EPは「反省してくれさえすれば」と条件付きで、サップの2年連続出場を認める意向を示した。損害賠償などは話し合い次第だが、「追放処分」は回避されそうだ。サップは7月30日にリングに立つのか。目が離せない状況が続く。

サップに対して大甘処分の予感。
谷川サンが 7.30 K-1 World GPでのサップ投入を示唆。

あざといなぁ 谷川サン。
5.14 K-1 WORLD GP オランダ大会でホースト戦を控えながら敵前逃亡したサップ。
消息筋:ボブ・サップがホースト戦で敵前逃亡
トラブルから時間も経過していないのに札幌大会への出場を半ば認める発言。

例の事件の片方の当事者、ホーストはオランダ大会での不完全燃焼を理由に札幌大会に参戦するらしい。

武蔵 7・30札幌でホースト対戦要求

このまま引退は許さない。K-1ワールドGP札幌大会(7月30日・真駒内アイスアリーナ)の開催会見が22日、札幌の北海道文化放送で開かれ、谷川貞治イベントプロデューサー(44)は、アーネスト・ホースト(40)が年末に予定されている日本での引退試合を前に札幌大会への参戦を希望していることを明かした。対戦相手には過去ホーストに2戦2敗の武蔵(33)が3度目の正直として手を挙げた。

 ホーストのオランダ国内引退試合となった13日のアムステルダム大会で、相手のサップが試合30分前にボイコット。盟友アーツが急きょ試合を引き受けて大会は成立したが、男気を見せたアーツへのホーストの情や、アーツの調整不足もあって不完全燃焼は否めず。ホーストは「札幌にぜひ出たい」と、日本での引退試合を前に“もう一丁”を申し出たという。

オランダで因縁を更に拡大したホーストとサップ。
一方のホーストが札幌のリングに上がるとなると、同じリングにサップを登場させることが興行的には最高の話題となるのは間違いない。

常にお茶の間人気に注目するK-1。
このくらいのお膳立てを考えるのは容易なはず。
しかし、サップが登場となれば、結果としてオランダでのホーストとアーツの試合は文字通りの「茶番」になってしまう可能性もあるな。

判定をめぐる疑惑などスポーツ性については疑問符の付く出来事が多いK-1だけに、すぐにサップをリングに復帰させてしまってはオシマイよ という感じ。
職場放棄というサップの犯したリング外の重大な事件に対しては、毅然とした態度を取るべきだよ。

でも、ここまでサップに寛大な処置を取るならば、「敵前逃亡のサップ制裁マッチが実現!」というレベルまで思い切って燃料を投下していただきたい。
そこまでやってこそ K-1だ 谷川サン !!

サップに関する騒動は今後も生暖かく見守ることにしよう。

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