2006年05月16日

敵前逃亡 サップへのK-1の対応

                       

K-1 WORLD GPオランダ大会でのボブ・サップ敵前逃亡劇の続報。
予想通り、FEG/K-1が契約にもとづく対応へ動きはじめている。

直前になってサップが出場をキャンセルした理由ですが、ネット上では噂もチラホラ。

www.sherdog.net のフォーラム
Bob Sapp leaves 30 min before fighting Hoost, the war K-1 vs Pride is in rnd 2!
で語られている「サップはPRIDEへの参戦が自由にできるようにせよと主張したためモメたのだ」という書き込みに対しては「根拠を出せ! オラァ!」という追加の書き込みも。
この情報、信憑性はあまり高くないのかも知れません。

さて、K-1側の対応については、スポーツ紙によってマチマチ。

 サップはK―1と長期の独占契約を結ぶ。今大会も10日にオランダ入りすると、中継局フジテレビのプロモーションをこなした。前日会見では、相手を威嚇する恒例のパフォーマンスも披露。この日のドタキャンは、契約違反ともとれるだけに、K―1サイドは法廷闘争も視野に入れ、今後の対応策を検討し始めた。和解したとしても、謹慎、出場停止などの処分は必至となった

日刊スポーツは比較的穏便な表現で、今後の成り行きを見守るというスタンス。
和解してもサップに対して何らかの沙汰があるだろうという程度。

 この日、オランダから帰国した谷川貞治イベント・プロデューサー(44)は、改めてサップへの損害賠償金などを含む厳罰処分を明言。また「他団体に無断で移籍した場合は、億単位のばく大な違約金を請求する」とくぎをさした。今後は両者の弁護士同士で解決の糸口を探るが、交渉決裂なら引退は決定的。K―1が他団体への移籍を認めない長期独占契約を解除しない限り、格闘家業を行えない状況となった。

 格闘家としての信用も失い、K―1リングだけでなく格闘界から永久追放される窮地にもある。世界各地のプロモーターから「問題選手」のレッテルを張られたようで、谷川氏は「だれも怖くて試合に使わないだろう」と分析した。

一番過激というか 現実的に発生する可能性に詳しく言及したのが、スポーツ報知。

自分が蒔いた種とは言うものの、八方ふさがりのサップ。
サップの選択肢はK-1への全面降伏か 契約破棄・他団体移籍を含む強行突破しかない。

しかし、K-1がダメなら他団体へという選択は難しい様子。
K-1との契約上 他団体への出場は不可能で、億単位の違約金も発生するとのこと。
もちろん、トラブルを恐れて誰も彼を使わないだろうと。

そりゃ そうだろうなぁ。
色物大好きの谷川サンに見捨てられては、誰も使いません。
ただ、今回の事件がサップ再生を図る壮大なアングルだとしたら谷川サンは世界最強w。
もちろん そんなワケないだろうけど。

大学で社会学と薬学を専攻したインテリのサップ。
リングとは関係ない第2の人生を模索するのか。
それとも平伏して許しを請うのか。

いずれにしてもサップに残るのは「ヘタレ」の汚名。
この世界に残っても「野獣」の名前を取り戻すのは難しいんじゃない?
「サクラバはパワーボムで一撃。レスナーの打撃は赤ん坊だ」なんて発言も白々しく聞こえてしまうのが悲しい限り。

一番の赤ん坊だったのは キミだったんだな サップくん。

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