2006年05月13日
新日本の猪木肖像権ビジネス 沖縄での「猪木」居酒屋展開
沖縄に「猪木」居酒屋出店へ ジー・コミュニケーション 2006年05月12日20時35分 全国で学習塾や飲食店を展開するジー・コミュニケーションは12日、元プロレスラー「アントニオ猪木」を看板にした居酒屋店第1号を6、7月ごろに那覇市に出店すると発表した。猪木さんの肖像権を管理する新日本プロレスリング(東京)と同日契約した。 沖縄は新日が毎年興行に訪れて「猪木人気」が根強いという。店内で懐かしのプロレス映像などを流すほか、メニューにも猪木さんの得意技などを盛り込み、関連グッズも置く予定。新日も「猪木ブランドでの外食産業は初めてだが、ファンとの結びつきを深めたい」としている。
猪木の名を冠した居酒屋「アントニオ猪木酒場」が沖縄に出現するらしい。
ネタ元が「ワールドプロレスリング」を放送するテレビ朝日の筆頭株主である朝日新聞なだけにさりげない宣伝臭が満載。
新日本による猪木の肖像権管理とは、こういうビジネスモデルを展開しようということだったのか。
消息筋:新日本 猪木の肖像権を取得
猪木の使用許諾契約を新日本プロレスと締結したのは、ジー・コミュニケーションという会社。
居酒屋など外食ビジネスを展開しているらしい。
ジー・コミュニケーションがどんなチェーンを運営しているかは、ココを参照のこと。
「フーン あそこもそうだったのね」なんて店舗もあるかもしれない。
で、猪木の肖像権を利用した居酒屋は、こんなコンセプト。
あの日本中を元気にした「アントニオ猪木」が今度は居酒屋になって登場致します!!
ボリュームのある男性が好むメニューに加え、アントニオ猪木をイメージさせるネーミングのメニューをご提供致します。 たとえば、「燃える闘魂」「1、2、3、ダァー」「元気ですか?」「道」「卍固め」「アントニオスペシャル」など
メニューには、ちょっとベタな雰囲気が感じられるんですけど。
本来なら、飲食業で猪木を利用したコンテンツを新日本プロレスおよび関連企業が構築し、それをフランチャイズ展開するビジネスを行うのが、猪木に関わる権利で利益を得ようとするビジネスの王道ではないのかと。
そこまでの知識と経験と知恵がないから、事業別に簡単に権利を切り売りしてしまう。
このあたりのビジネス展開については、「おまえらの好きにはさせねえ! 」のソックス氏の見解を伺いたいところだ。
沖縄は新日が毎年興行に訪れて「猪木人気」が根強いという。
札幌をはじめ新日本が毎年興行を行っている場所は、沖縄以外にも多数存在するのだが、パイロット店舗ということで、生暖かく見守ろう。
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概要: 『アントニオ猪木』を看板にした居酒屋店の第1号店が、6〜7月頃に那覇市に出店決定!!新日本プロレスと、FC ジー・コミュニケーショングループが正式契約。店...
送信元: プロレス格闘技情報ブログ - Kento!BLOG
時刻: 2006年05月13日 11:29
hanadi様
ご無沙汰しております。今回は話題に出していただき、ありがとうございました。当ブログ訪問者のリンク元情報に、fight-jという文字を見かけたので、何だろうと思ったのですが、消息筋さんだったのですね。すいぶんかっこいいアドレスですね。
肖像権は、新日本はなにもしないで、使用許諾を売るだけで現金収入があるので、ラクして稼げる方法ですね。まあ、肖像にニーズがあるというのは、素直に猪木のすごさというべきでしょう。
でも、あまり勝手にやたらに猪木が消費されすぎると、猪木ブランドが飽きられたり、価値が落ちたりするかも。だから、できれば品と行儀のいい相手に使用許諾を出すように、よく管理監視すべきでしょうね。もちろん、hanadiさんのおっしゃるとおり、ビジネスノウハウと併せて販売することも、ブランド管理の観点から望ましいことです。
それと、企業などが勝手に猪木の写真なんかを使うと、ユークスは損害賠償を求めることができます。肖像権は訴訟ビジネスという面もあります。