2006年05月06日

DSE榊原代表の桜庭に対するコメント

                       

「桜庭選手への想いは僕にもスタッフにもいろいろあります。例えば僕自身がHERO'Sに行くという選択肢はないんです。桜庭選手もそういう人だと思っていました。家族を愛する、兄弟を愛する気持ちっていうものがあって、そういう風に生まれてくる事は自分では決められないんですね。そういう家族だと思っていました。
 僕らの気持ちと桜庭選手の気持ちに溝があったという事ですね。愛する気持ちは上手くいってる時はいいけれども、時には憎しみになったり、エネルギーになったりするんです。僕個人は裏切られたという気持ちです。桜庭選手にもそういう気持ちがあったのか、という感じですね。僕らが一方的に家族みたいに思っていただけなんだ、と。それは契約云々ではなく、信頼関係があれば契約は必要ないと思っていましたから。」

5.5 PRIDE無差別級GP終了後にDSE榊原代表が語った桜庭に関してのコメント。

お互いの信頼によって契約より仁義を重んじる。
古くはジャイアント馬場の家族主義が有名。
スタン・ハンセンなどとは契約書を交わしていなかったという。

まさしく男気の世界。
ボスからの電話があれば、スーツケースにタイツとリングシューズを詰め込んで日本行きの飛行機に乗り込む。
かっこいいじゃありませんか。

榊原代表からすると、桜庭は家族だったという。
だからこそ正式な契約は交わしていなかった様子。
でもビジネス的にはどうだったのかなぁと。

選手生命の短い総合格闘技選手に対して「家族」としてどう接するか。
win-winの関係があるからこそ成立する相互信頼。
馬場とハンセンのように以心伝心とまでは行かなかったのがDSEと桜庭。
両者に実際 何があったんだろうか。

今回の桜庭移籍劇は賛否両論だと思う。
自らのポジションを自分で選択した桜庭は、ある意味 本当のプロフェッショナルだ。
しかし、同時にPRIDEファンから「裏切り者」の汚名を浴びることとなった桜庭。

良くも悪くも、桜庭はHERO'Sで何を成し遂げられるかが注目されることになったわけだ。

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 この記事へのコメント

初めてコメントします、いつも読ませていただいてます。
本当に賛否両論ですね。感情的になりまくって裏切り者呼ばわりしている人もいますが、ライトファンの私は全然ついていけません(苦笑。
桜庭の行動は理解出来ますし、PRIDEにはもう居場所がない。自分の階級で戦えるHERO'Sにいくのは結構自然かなと。もちろん武士道もあるのですが、武士道は桜庭が支えていたわけではないので、それほど拘りなかったのかも。

どちらにせよ最後の一花咲かせられるか、散り往くのか……個人的にはストライカーとは試合をして欲しくないです。ダメージが心配で(汗。

投稿者: 藤塚 at 2006年05月06日 23:01

me too.今の桜庭にはHERO'S のほうが輝けるかも。PRIDEに残ってたら、お茶の間に届かず地味に終わってますよ。HERO'Sルールで技術力を見てみたいし、戻ってPRIDEで引退のシナリオのほうが新鮮で良いですよ。

投稿者: k at 2006年05月07日 09:48