2006年02月27日

前田がBMLとの決別宣言

                       
崩壊危機…前田 BMLと決別宣言

 前田、プロレス界と絶縁!ビッグマウスラウド(BML)のスーパーバイザー辞任が報じられていた前田日明(47)が26日・徳島大会のリング上で、初めて自らの言葉で上井文彦・BMLプロデューサーに決別宣告した。この日、徳島で現役復帰が予定されていたという船木誠勝(36)もリングに上がり「(BMLと)たもとを分かつ」と追随。前田という“命綱”が切れたBMLは、団体存続の危機に直面した。
 綱渡り状態だったBML側との関係が決定的に悪化したのは、村上と柴田が参戦した新日本1・4東京ドーム大会。自分の指示通りに戦わなかったと見た前田は「2人にはやる気がない。(選手という)コマを動かせないなら(SVとしての今後の活動は)無理」と判断。2月「BMLのために考えたスタイル」(前田)である“スーパーUWF”の実施を上井氏に拒否され「やっていく気持ちはないということ。残念」と、BMLとの別れを決意した。

やっぱりというか がっかりというか。
前田日明がBMLからの離脱を正式に発表。

1.4 新日本 東京ドーム大会への参戦を契機に微妙な関係になっていたBMLとスパーバイザー前田日明の関係。
2.26徳島大会でBML勢の戦いぶりを査定するはずだった前田の口から出てきたのはBMLからの離脱のコメント。

BMLが掲げたテーマは「リアル新日本プロレス」、「真のストロングスタイル」。
かつての新日本プロレスの戦いを取り戻すということ。
そこに、前田・船木というUWF出身者が関わるという事実が、新しいプロレスが始まる可能性を予感させた。
昨年の9月11日、後楽園ホールで行われたBML旗揚げ戦の大会で2人が挨拶のためにリングに現れた際の前田、船木コールの大きさが彼らへの期待を物語るものであり、上井−前田ラインが始めるであろう実験に対する支持であったはず。

「新しいストロングスタイル」とはスーパーUWFスタイルだと前田が言う。
かつてのUWFスタイルとどう違うのかは、前田の試みが未完に終わってしまったために不明ではあるが、勢いをなくした新日本プロレスに幻滅を感じている人たちの多くには受け入れられた可能性があったと思う。

結果的に1.4東京ドームはBMLにとって禁断の果実になってしまった。
新日本の窮状を恐らく知っているであろう上井氏が、前田より落日の新日本を選択せざるを得なかったという現実。
上井氏が持つ新日本愛の強さゆえに、BMLはリアル新日本プロレスになり得ないという悲しいパラドックス。
前田の離脱はプロレスが生き残るための数少ない機会の一つを失ってしまったような気がする。

前田日明と上井文彦、二人が再び交わる日がやってくるのか。
前田はまた一人で極北の地に向かう。

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