2006年02月10日
最近のイヤなムーブ
プロレスには「ムーブ」ってものが必要なんだけど、最近 気になるモノがあったりして。
昨年の引越しを機会にスカパーに加入して色んな団体の試合を見る機会が増えたわけですけれど、最近のプロレスを見てると気になるムーブが。
安っぽく見えるのが、ラリアットを空振りするというムーブ。
当然、相手方が空振りを契機にして攻勢に転じるというスタイルが主流になっているのですが、空振りの仕方がいかにもという感じ。
もう30年以上プロレス見ているわけなんですが、切り返しのムーブにしては余りにも安直すぎて説得感に欠ける。
ショルダースルーを待ちながらキッチンシンクを喰らうという伝統的ムーブ以下のつまらなさ。
かれこれ20年以上前に技のデパート化していたリングに「必殺技」という概念を復活させたスタン・ハンセンのラリアートが今や繋ぎ技と化している現実。
格闘技の技術論の前に「コレは痛そうだなぁ」と有無を言わさずプロレスファンの度肝を抜きながら「コレをもらっちゃ終わりだよなぁ」という精神的破壊力を持つ決め技がなくなっちゃったのがプロレスが廃れてきた理由の一つなのかなと思ったりする酔っ払った夜。
レスナーのバーディクトも説得力が今ひとつだしな。
出でよ 21世紀の必殺技!
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