2005年11月18日
新日本 1.4東京ドーム大会カードの一部を発表 その2
昨日は長州案という形だった新日本 1.4東京ドームのカードが正式に決定。
【記者会見】1・4 東京ドーム大会・主要カード正式決定記者会見 (11/18)
(以下、引用コメントは全て新日本プロレス オフィシャルサイトから)
カードを編成した長州は、
「新日本という大きな城の城壁を崩し、柱を折る。僕も壊す役割にまわるけれど、果たして今の新日の選手が、この城を守っていけるのかどうか・・・?
今現在の状況の中で、新日本の柱が1本でも残っていればいいと思っているけどね。」
と語る。
新日本プロレスという構造体の大きさとそれを支える屋台骨の不安定さを自覚しているからこその発言だろう。
身内だけがメジャーと認識している新日本のひ弱さを一番に感じているのは長州本人に違いない。
そんな思いの長州が組んだカードは、選手たちのノド元に突きつけられた最後通牒のはずなんだけれど、永田サンのノンキな発言。
永田:「決まったからには受けて立ちます。戦いの矛先は村上選手ではない。過去の村上ではなく、ある人間のイズムを受け継いだ、変化した村上と戦いたい。
対戦相手どうのこうのという前に、必死に戦ってきた新日を潰しにかかる現場監督に怒りを感じます。その怒りをパワーに変えて、リングの上でぶつけるだけ。新日本の柱は倒れません。」
確かに村上との試合は、永田サンが攻撃してきた前田日明との代理戦争的な側面もあって興味をそそられるし、永田サンもそれを強く意識している。
でも、彼が言う「必死に戦ってきた新日」って具体的には何なんだろう?
なぜ 東京ドーム大会を継続することができないのか なぜ ゲーム会社の子会社とならねばならないのか。
永田サンの発言には、こういう結果を招いたことに対する選手側からの反発が感じられないんですよ。
で、怒りの矛先は外部から招聘された長州現場監督に。そりゃ 違うだろと。
長州の発言には「新日本が崩壊しても構わない」とか突き放した言い方が多い。
ソレは「オレにできることはお前たちに気付きのきっかけを作るだけ。要はお前たち新日本のレスラーの奮起なんだ。」
というメッセージなんだと私は勝手に解釈しているのだけれども、永田サンには通じているのか どうだか。
東京ドームのカードも新日本 対 インディという構図で捕らえる向きもある。
でも、世間から見ればプロレス自体がサブカルというか「インディ」そのもの。
そういう意味では、新日本もDDTも同じなわけですよ。(DDTファンの皆様 スマソ)
あとは、クオリティが高いか そうでないかの違いだけ。
っていうか 新日本が巨大なインディに堕ちたというべきか。
結局は、ここ数年で加速度的に進行した新日本のグダグダぶり=クオリティの低さ が新日本低迷を招いただけで、その責任はフロント陣だけにあるわけでもなく、レスラーも同罪のはずなのだけど。
いくら長州が警鐘を鳴らそうが「非常ベル」の聞こえていない勘違いレスラーの耳には何も届いていないのかと思わせる永田サンのコメント。
早いところ 新日本に関する明るい話題を取り上げてみたいのだけど、しばらくは無理そうだなぁ。
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はじめまして。
私がプロレスをテーマにした時のBlogをTBさせていただきました。
軽くですが私のプロレス論が書いてあります。
元といった方がいいでしょう。
ヘビーなプロレスファンでした。
今後もプロレスは改めてとりあげるつもりです。
やはりプロレスは昭和でしょう。
念のため申し上げておきます。
このサイトは「昭和オヤジの・・・」と銘打っている通り、時として昭和フレーバー満載の文言となることがありますが、決して昭和プロレス無条件マンセーではありません。
このサイトが一般的なブログサイトに見られる「カテゴリー」分けをしていないのは、プロレスだろうと格闘技だろうが特段に意識せずに取り上げるということでして、同様に平成のプロレスさえ区別していないわけです。
当方の主観により、話題として取り上げるプロレス団体と語り口に少なからず偏りがあるのは事実ですが。