2005年09月16日
ノゲイラが復活を語る
ノゲイラとスイスのジャーナリストとのインタビュー記事。
PRIDEとUFCを比べてみてヘビー級について どんな風に見ていますか?
知っての通り、PRIDEにはより優れたレベルの選手がいる。以前はUFCと同じだったかも知れないが、今やPRIDEの方が上なんだよ。ヒョードル対ミルコ戦を見てごらん。とても興味深い試合だし、PRIDEのレベルがとても高いことを証明している。ヒョードルを破ることは可能なんでしょうか?
彼はとても優れた選手だが、欠点もある。どこが欠点かというと、彼はグラウンドがあまり上手ではないね。マウントポジションでは優位かもしれないが、彼の関節技はあまり良くないね。彼はミルコを決めることもできなかったじゃないか。あと何年戦い続けますか?
たぶん あと9年かな。今 26歳なので、35歳にはやめようかな。でも、やらなくてはならないことがたくさんあって、やりきれていないだろうね(笑)ヒョードル以外で最もタフな対戦相手は誰でしたか?
ハリトーノフだね。アイツはタフだよ。ヘビー級でのトップファイターの一人になりつつある。ヒョードルとの試合を見てみたいと思うよ。すごく面白い試合になるはずだ。でも、トップ選手はお互いに戦わない。ヒョードルがミルコと戦うのに3年かかったけれども、ハリトーノフとはまだ戦っていない。PRIDEはこの二人の試合をマッチメイクするべきだと思う。間違いなく スゴイものになるよ。ミルコは最近のインタビューで、まずバーネットと戦った後に大晦日にあなたと戦う予定だと言っています。それについて何か?
バーネットもミルコ戦についてはわからないと最近 発言しているだろう?ミルコ最初の対戦で試合がストップされたので、バーネットともう一度戦いたいというのは彼の希望でしょ?でも、彼とはいつでも戦う準備をしているよ。現役を退いた後に何をしたいですか?
総合格闘技を教えていたいね。そして友人に戦い方を教えるんだ。でも 田舎に住んで農場か何かを持っているとか って可能性もあるね。いい話じゃないか!今年はまだ1度しか試合をしていませんが、過去の履歴では、年に3回から5回は試合をしていましたよね。それはヒジのケガのせいですか?
そうだね。ケガの具合がよくなくて十分なトレーニングができなくて、試合もそうだ。でも 来年はヘビー級のGPがあるから、とても厳しい1年になるね。だから 今は来年に備えて物理的な治療に時間を費やしている。バンダレイ戦でのアローナの打撃での優位さに驚きましたか?
うん アローナは驚くべきことをやったよね。きびしくバンダレイにキックを入れていた。アローナが試合を支配するのを確信していたし、彼がそのように戦うことの手助けをしたことを誇らしく思うよ。自分で開催している大会について何か言うことはありますか?
既に3大会を開いたよ。対戦を決めるのが好きだね。ブラジルでの最高の新人を見つけようとしている。国外で試合ができるように自分のファイトを改良することができるように。
だから 主にブラジル人選手をトップにすえるのですか?
そう、それが自分の考えなんだ。大会は盛んになりつつあるし、ブラジルではみんなが注目しているよ。戦いを私が知っているから、優秀な選手を選ぶことができるんだ。自分の大会では戦わないのですか?
私の基本的な目的はPRIDEで戦うことだから。世界最大の大会だしね。最近見せたアナコンダ・チョークは、あなた自身 もしくは あなたのチームが開発したものですか?
いや、約10年前のことだが、老講師が私にこの技を教えてくれた。BTTでそれを完璧なものにしたんだ。今や 私の得意技になっているんだ。
とてもクールで美しい。アナコンダを飼ってるんですか?
いや、犬を二匹飼っている(笑)
どんな犬を飼ってるんですか?
一匹はブルドッグ、もう一匹はイタリアの犬。二匹ともデカイよ。ヒョードルに2回敗れた後、もう1階級下のクラスに行こうかと思いました?
いいえ、私はヘビー級での体重の軽い方だけど、今は102キロなので下の階級にも行ける。でもそれは難しいことだ。ヘビー級で戦うことは、よりタフになれるし、ヘビー級の王者になることはチャレンジなんだよ。だから あきらめない。もう数キロ乗せて今は105キロだ。107キロまで、あと2キロは欲しい。同じ強さの対戦相手と試合ができるようになると思う。バンダレイはシュートボクセにあなたを勧誘したことがあるらしいですが?
そうそう(笑)。
そんなことを考えたことがありますか?
いいえ、BTTの結束はとても強いし、私はBTTを作り上げるのに手助けしたんだ。
私は自分のチームが好きだし、そこでのトレーニングを楽しんでいる。だから、チームを去るなんてことは考えたことがないよ。チームは家族みたいなもんだけど、彼の誘いには感謝している。彼はとても優れた選手だし、選手として人間として大いに尊敬しているんだ。ボクシングのブラジル ナショナルチームとトレーニングして、オリンピックに参加しようとしているという情報があります。この件について教えてください。
挑戦しようとはしていた。ブラジルでは、オリンピックのチームに加わる資格を得ることができる大会がある。 その可能性があった3人がいたが、私がナンバーツーだった。 でも、実際に私はボクシングだけをトレーニングしていたのではない。柔術のトレーニングもしていたので、100%ボクシングに入れ込んで大会に参加する準備をしていたわけではなかった。でも私にとってボクシング、リングでの足使い、呼吸方法 その他を改良する非常に良い機会だった。トレーニングは本当にハードだったよ!ヒジの具合はどうですか? 回復しているのでしょうか? いつ 再び戦うことができると思いますか?
いくつかの骨のトゲを取り出す外科手術により、状態はよくなってきています。1週間前に痛みを感じることなくトレーニングを始めることができました。 以前よりずっと良い感じです。 また、私はグラウンドでうまく立ち回ることができませんでした。この前の6月の試合では、かなりヒジが痛んだので、外科治療をして良かったと感じています。
ヒジの不調については、いつから感じていたのでしょう?
ミルコと戦った2002年以来です。その試合のためのトレーニング中にヒジを痛めました。だから、いつも痛みがありました。
では、治療しようと決めるまで長い時間がかかりましたね
はい。2年前から、いつも治療しようと思っていましたが、次の試合の後にということで延び延びになってしまったのです。不愉快になる質問かもしれませんが、PRIDEの榊原社長が最近のJosh Grossとのインタビューで、PRIDEはステロイドをチェックしていないと語っていました。このことについてどう思いますか?
PRIDEはチェックするべきだと思う。榊原社長のイベントなのだから彼が自分で決めればよい。薬物を使った選手よりも通常の選手が勝つチャンスが少なくなるのだから、テストするべきだと思う。
強さは違うんでしょうか?
そう、薬物による変化は大きい。それは正しいよ。実際に大きな変化がある。オリンピックでやっているようにPRIDEもやるべきだ。でもそれは榊原社長が決めることだ。あなたはステロイドを使っていませよね?
はい 私は100%ナチュラル。14歳の頃、私は90キロだったわけだから、いつも大きいんだ。(笑)
内容は多岐に渡るノゲイラの長文インタビュー。
ノゲイラ自身がヒョードル対ハリトーノフをプッシュするなど興味深い内容が含まれています。
ミルコに勝ったヒョードルが最強王者として注目されているものの、負傷の癒えたノゲイラに再びスポットライトのあたる日も近いはず。
年内には復活した「柔術マスター」の姿を見てみたい!
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