2005年05月20日

藤田が脱新日本とHERO'S参戦を示唆

                       
藤田「新日本はドジョウ軍団」

 藤田は「ドームに目標を見つけに行ったが、何もなかった。魂が抜けたヤツばかりで拍子抜け。向かってきた棚橋の勇気は認めるが、あれじゃ無防備でサンドバック。オレはベルトがほしいわけじゃない。熱い相手と戦いたいが、向き合える相手がいない」と失望感を吐露。「猪木会長に“オマエが新日本はダメだと感じたら、もういいよ”と言われた」と師匠の言葉を引き合いに、新日本参戦に難色を示した。

 猛口撃は止まらない。「彼らの“闘魂”は新日本という狭い視野の中だけ。蝶野も天山も、中途半端な後付けの言葉で2匹目、3匹目のドジョウを狙ってるだけ」と斬り捨てると「オレはプロレスも格闘技も分け隔てなく闘魂を追求する。他団体でも、尊敬する前田さんのとこ(HERO,S)でも、興味の持てるリングなら出て行く」と脱新日本を宣言した。

「これがストロングスタイルか?テメエらの闘魂は魂が抜けてんじゃねえか?」
5.14東京ドーム大会 こんなセリフで新日本にケンカを売ったばかりの藤田が古巣に対する失望感とHERO'S参戦の可能性を口に。

アマレス4銃士の一員として戦う機会さえないまま、藤田が新日本に対する一方的な半絶縁宣言。更には前田の名前を口にして、HERO'S参戦を匂わせるコメントまで飛び出すあたりは、新日本−ビッグマウス対抗戦への微かな道筋が見え隠れしている時節を考慮すると何とも微妙な発言と受け取ることもできる。

藤田のHERO'Sへの参戦示唆発言は、藤田が新日本に対する特に大きな義理もない立場であることから推測すると、新日本−ビッグマウスの対抗戦へ向けて新日本サイドに立ったビジネスサポート的な意味合いのあるものではなく、あくまで個人的な興味から出たものと見てよいだろう。

柴田、村上、山本、そして藤田と前田の下に馳せ参じる選手たち。
かつて馬場が率いる全日本をぬるま湯と称した新日本が、今や彼らから揶揄される立場になっているのは時代の残酷さを感じざるを得ない。

「オマエが新日本はダメだと感じたら、もういいよ」
猪木のセリフも悲しすぎる。

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送信元: 格闘技バカの戯言
時刻: 2005年05月20日 06:38