2005年05月04日
前田と永田の舌戦を取り合えず振り返る
日本での今一番熱い(?)舌戦といえば、前田 対 永田。
最近は忙しくて二人の流れを把握していない可能性もあるので、自分自身用におさらいしてみる。
ちょいと長くなってしまっているが、そこはご愛嬌ということで。
ネタ元 スポーツナビ|格闘技|前田がプロレス界に復帰 「本当のストロングスタイルを作る」
「今のレスラーはおちゃらけ(た選手)ばっかりだね」
「選手の99パーセントは『それ、どうなの?』っていうレスラーばかり。プロっていう世界をなめてるヤツが多い」
前田が復帰会見で現在のプロレス界をバッサリ斬り捨てる。(1月22日)
その後、前田は週刊ゴング誌のインタビューで永田を戦犯扱い。
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 永田 前田をめった切り
「高阪選手の師匠がノコノコ出てきていろいろ言ってるけど、前田日明という人間にはハッキリ言ってむかつく」
「オレから言わせれば格闘技もプロレスも中途半端な人。猪木さんは(引退まで)練習してコンディションをつくってたけど、自分は腹が出た体で…オレは今36歳だけど、自分がその年にどうだったの?」
「引退後に弟子に総合格闘技をやらせて。ヒョードル戦とニールセン戦を一緒にされたくねえ」
高坂戦が決まった永田サンが返す刀で前田批判。
ここで前田のニールセン戦を酷評。(2月21日)
しかし、3月26日、HERO'S旗揚げの日に開催された新日本両国大会では高坂のスリーパーで落ちてしまい、4分19秒レフェリーストップ負け。
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 前田 永田発言に激怒!
「ドン・中矢・ニールセン戦のルールで90キロのクルーザー級の選手と戦え」
「やる気なら、新日本に(刺客を)連れて行ってもいい」
「くちばしの黄色い鼻タレ小僧が!全人生、全人格をかけて戦え」
ニールセン戦を批判した永田に対して怒る前田。
だったら同じ環境でやってみろ 舞台は新日のリングでもいいんだぞと永田に迫る。
この時点でWRESTLE-1の開催日程は未定。(4月25日)
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 前田氏が永田に反論「やるのかやらないのか、ハッキリしろ」
(週刊ゴング誌4.27号に掲載されたWRESTLE-1参戦を匂わす永田発言に対し)
「もっと分かりやすく、ハッキリしろ」
「アマチュアレスリングで実績を残したいい選手だと思う」
「自分自身の覚悟とか、この人はどれくらいあるんだろう? 悪い意味でプロレスの悪い部分に染まりすぎてしまっている感じがする」
「だからオレが強烈なワクチン打ってやる。注射が怖いなら『ボク注射が怖いんです』って言って、ママの所に帰った方がいい」
「5月の初めには返答が出ていないと」
同じく4月25日の会見での発言。
前田は完全に永田をチキン扱い。
ネタ元 デイリースポーツonline 永田が痛烈批判「前田は幼稚」
「あきれて物も言えない。幼稚すぎ」
「てめえんとこの興行(W―1)がそんなにもたないの?日程もメンバーも見えないのに興味なんかねえ」
(クルーザー級の刺客に対して)
「自分の都合のいいように引っ張ろうとしてるだけ。乗るつもりはない」
「ニールセン戦が悪いんじゃないが、ヒョードル戦とはジャンルが違うだろ。胸に手を当てて考えろ。同じ物のように言って今のプロレスを中傷している」
「アンタの一番弟子(高阪)とやるのをしっかり見てくれよ」
永田には珍しく正論。
前田からのクルーザー級選手との対戦要求はUインター(当時)が他団体に呼びかけた最強決定戦をU系団体の対抗戦にすり替えようとした前田発言と同じ匂いがしないでもない。
プロレスラーとして前田に批判される永田の「高坂戦でプロレスラーとしての自分を前田自身の目で見て欲しい」という発言は当然至極。(4月26日)
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 前田見に来い!永田 ドームで飛ぶ!!
「オレのことが気になるなら見にくればいい」
これまでの前田発言を受けて永田が勘違い?
ちょっと調子に乗りすぎか?(4月30日)
ネタ元 スポーツナビ|格闘技|蝶野のパートナーはライガーに決定 5・14東京ドーム大会
「前田日明、(5・14)ドームに出てこい」
前田からの「クルーザー級選手との対戦要求」には目もくれず、永田も強気の発言が続く(5月3日)
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 前田軍団 いよいよK−1襲撃へ
(5・14東京ドーム来場を呼び掛けた新日本・永田に)
「行くつもりはない。オレが永田をリングで真っ白にしてもいいが、今回は高阪にシュートで戦わせる。プロレスで高阪に勝っても認めない。総合で勝ったら認める」
「オレが・・・・」って前田サン!
全国の前田ヲタは永田サンを真っ白にするところを見てみたいに違いないので、期待させるような発言は謹んで下さい。(5月3日)
ネタ元 スポーツナビ | ニュース | 前田氏が再反論「5.14? 行くつもりはない」
(永田の「オレのことが気になってるなら、5.14東京ドームに来い」という発言に対して)
「全然気になってないよ」
「いまのプロレスがどんなにつまらなくなってるか、その犯人のひとりだって挙げてるだけ。注目しているわけでも何でもない」
「行くつもりはない」
「あんまり生意気なことするな。オレに「アンタが」とかそういう言葉を使うような。ちょっと親の顔が見てみたい」
(週刊ゴング誌4.27号に掲載された永田発言に対し)
「『オイシイ』だの『においがある』だの、どういう意味だって聞いてるのに、答えてない。これじゃコミュニケーションにならない」
「アホか。吉本新喜劇やってるんじゃない」
「アイツのやっていることは、ヒョードルとやるハメになったけど、リング上で相手にビビッて後ろ向いちゃったようなものだ」
ヒョードル戦を持ち出されては、さすがの永田サンも亀になって口をつぐむしかありません。(5月3日)
かつて前田がパンクラスに喧嘩を売った時のように、相手の人間性さえ罵倒する発言が出てくるあたりは「前田日明は変わってないね」と思わせるところ。
(その手の発言の良し悪しは置いておいて)
これだけ長期間に渡って舌戦が繰り広げられるということは、水面下で永田のWRESTLE-1参戦が決定しているのかのような錯覚に陥ってしまうのだが、実際はどんなトコロなんでしょうか。
新日5.14東京ドームとこの夏にも予定されるWRESTLE-1に向けてエスカレートすると思われる二人の舌戦が楽しみでなりません。
でも、5.14東京ドーム大会で まずは高坂に借りを返さなくてはね 永田さん。
そうでなければ いきなり永田さんのトーンダウンは間違いないですから。
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