2005年04月07日

04年 ホイラー対須藤元気戦の裏話

                       
ネタ元 FIGHTSPORT 24-7
AO: What's the worst decision you made in your career?

Royler: Hahaha, well, that's very, very, very easy. It was last year. I was surfing in the Maldives (Small group of tropical islands, of the southwest coast of India) with some friends of mine and I got a call from a K-1 representative asking me if I'd like to fight in a few weeks time, because they were looking for a new opponent for Genki Sudo. I wasn't interested in fighting MMA for them, so I said no. He said what would it cost to get me to fight? I told him an insane amount of money and he laughed and hung up the phone. I told everyone about this and they all laughed their ass off at the amount I just asked for. Anyway, 20 minutes later, the guy called me back and said "No Problems", I told the man that there was no way possible, that I'd accept the fight on that short notice. He then offered even more money again. Shit man, there's no way I could refuse that!!!

The reason why this was so stupid though, is because I didn't prepare well, I didn't take Genki seriously and I didn't take myself seriously. I made a bad effort in preparing for that fight and I was simply sucked in to taking a fight, that there was no way of winning. I cheated myself in accepting that fight. I am very regretful for that. My father taught me better than that and I suffered the consequences of that poor decision, by being knocked out. I was very lucky that the referee stopped Genki in that fight, because he could have given me brain damage if he kept on smashing my head in, like that, hahahahahaha. I believe you should never fight Vale Tudo/MMA without being paid well, but you should also never accept a fight without being well prepared. Especially when fighting very good opponents.

ホイラー・グレーシーが須藤元気戦の裏話をインタービューで暴露。

<珍訳>
AO:これまでで最悪だった選択は何でしょう?

ホイラー:ハハハ その質問に対する答えはとても簡単。昨年のことだけど、モルディブで友人たちとサーフィンをしていた。「須藤元気の新しい対戦相手を探しているから数週間後に試合をしないか」とK-1の代表から電話があったんだ。総合格闘技の試合をするつもりはなかったので断った。でも「試合に出場してもらうには何が必要だ?」って聞くから、「とんでもない額のファイトマネー」って答えたら笑ってたんで電話を切った。
このことをみんなに教えたら提示した金額を聞いて腹を抱えて笑ってたよ。そうしたら20分後に電話がかかってきて「その金額で全く問題がありません!」って言うんだ。
全く断りようがなくて、申し出に対して「参戦するよ」と答えたんだ。そしたらヤツはもっと多くのお金を提供するって言うんだ。 クソッタレ、そんなことをされた日には断るわけにはいかないだろう?!

これがとてもバカげた選択だったというのが、十分に準備しなかった上に、須藤元気戦に対する真摯さがなくて、自分自身も真剣に受け止めていなかったから。 須藤戦の準備には悪い努力をした。結局、特になにもしないで勝つ術が全くない試合に臨むことになったよ。 私はその参戦を受け入れる時に自分をだましてたね。 そのことにとても後悔している。オヤジはまぁ いいっていうけど、私はノックアウトされて、そのマズイ選択の結果を受け入れざるを得なかった。 レフリーがその試合で須藤を止めたのが非常に幸運だった。須藤が私の頭を殴り続けていたなら、脳に傷害があったかもしれないからね。 私は十分な報酬を受け取らないでVale Tudo/MMAの試合を行うべきではないと考えているけれど、特に非常に優秀な相手と戦う時には、十分な準備をしないで試合を決して受け入れるべきでないとつくづく思うよ。

ホイラーが後悔している試合とは、恐らく昨年4月の「K-1 MMA Championship ROMANEX」での須藤に1R KOされた試合を指していると思われます。

モルディブで遊び呆けている時に、K-1からのオファーの電話に対して半ば冗談で「これだけくれたら出る!」と吹っかけたのが、結局はあの惨敗に。
どんな金額を提示したのか不明ではあるけれど、言う方も言う方だが、あっさりOKを出してしまうK-1もすごい。やっぱりカネ持ってるんだなぁ K-1。

笑って反省するホイラーと深い懐とサイフを持つK-1に免じて勘弁してやろう。

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送信元: しんりの手 :psych NOTe (米国心理学部院から)
時刻: 2005年04月24日 00:52
    
 この記事へのコメント

トラックバックを貼らせていただきました。笑って過去を語るホイラーってかっこいいな。練習と同様に人生も分析しちゃうタイプなのかな。
今後も総合格闘技ネタを楽しみにしています。 

投稿者: 綺麗山 at 2005年04月24日 00:59
     
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