2005年02月20日
PRIDE29 遅報 その1
PRIDE29 全体的にミドル級GPを意識しすぎ、内容としては発散しすぎで低調。
第1試合 × 横井 宏考 対 マリオ・スペーヒー ○
両者とも腰が重くてなかなかテイクダウンが出来ない展開から、横井がテイクダウンするもスペーヒーがバックを取って態勢を支配。
藤田張りの四点ポジションからの膝攻撃でTKO勝ち。
横井は脳天から流血&右足肉離れのオマケ付き。
横井は試合前のPVで、ヘビー級からミドル級への転向のため減量するが、腹の脂肪は落とさずに筋肉を絞ってシェイプするとか格闘技者にあるまじき発言でバチが当たりましたね コレは。
第2試合 × トム・エリクソン 対 ファブリシオ・ヴェウドゥム ○
長期合宿中のミルコとヴェウドゥムに対して「最強タッグ」などとまるでハンセン&ブロディの超獣コンビのようなネーミングのPRIDEは全くセンスなさすぎ。
エリクソンの白鯨ってのもキングコング・バンディを思い出してセンスの悪さ全開。
トム・エリクソンも頑張ってたけど、なんか知らんうちにヴェウドゥムのチョークで勝ち。
ヴェウドゥムは総合向き、また見たいかも。
第3試合 × 金原 弘光 対 マウリシオ・ショーグン ○
未だPRIDEで勝ち星なしの「UWFの知将」こと金原が初勝利を上げるか!と少々期待した試合。
金原がキックを放った瞬間のショーグンのパンチで金原が倒れてグラウンドの展開に。
シュートボクセアカデミー十八番の顔面へのストンピングを受けながら、スタンドに持ち直そうと金原が試みるが、4点ポジションでの顔面へのキックで万事休す。レスリーストップ負け。
ショーグンもいい選手、ただ「シウバ直系の暴れん坊将軍」ってネーミングはいただけない。
第4試合 × 高橋 義生 対 イゴール・ボブチャンチン ○
試合前の煽り映像では、週刊ヤング・ジャンプ連載中のマンガ「高校鉄拳伝タフ」に登場する"人喰い義生"のモデルが高橋だと紹介される。
高橋のセコンドには藤田の姿も。
ボブチャンチンが珍しくハイキックを放つも、高橋はこれをディフェンスするだけではなく。「来い 来い」と挑発。
その後、ロープに詰めた高橋に対してロシアンフック一閃。
仰向けになってしばらく動けない高橋。
「北の最終兵器」対「日本の殴り屋」(コレもセンスないなぁ)の戦いは、やはりパンチで決着。
第5試合 ○ 中村 和裕 対 ステファン・レコ ×
レコが何をしたいんだか良くわからないうちに中村がテイクダウンに成功。
中村は、コーナー際でレコをタコ殴り状態。
腕で中村のパンチをガードしているようにも見えるレコではあるが、嵐のようなラッシュをもらってレフェリーストップ。
試合終了後はスクッと立ち上がるレコ。
とりあえず武士道からやり直しなさい。
第6試合 ○ セルゲイ・ハリトーノフ 対 チェ・ム・ベ ×
試合前の煽り映像にはヴォルグ・ハンが登場。
「ヒョードルには教えていない技が沢山ある」、「ロシア人はロシア人が倒すんだよ」とニコニコしながら冷酷な発言をするハン先生はやはり恐ろしい。
結構、会場人気の高いムベ様。
相変わらず相手のパンチを受けまくりで頭部への衝撃が少々不安。
ハリトーノフのフロントネックロックを耐え、これから反撃かと思った矢先、ロープに詰め寄られ、冷徹職業軍人のパンチ3連発であえなくKO。
試合終了後のフィーバーポーズならず。
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