2004年10月15日
上井退社! 迷走する新日本
ネタ元 デイリースポーツonline新日・上井取締役が退社新日本の上井文彦取締役が20日付で退社することが14日、分かった。草間社長が12日に辞表を受理したことを明かしたもの。上井氏は約2年間、渉外やマッチメークを一手に引き受けていた。草間社長は「慰留したかったが、本人の辞意は固かった。かなりオーバーワーク気味でしたから“少し休んで気持ちが変わったら、また一緒にやりましょう”と伝えました」と話した。
上井氏はK―1やPRIDE、パンクラスなど格闘技界との太いパイプを駆使。新日本マットでの格闘技戦「アルティメット・クラッシュ」開催や、中邑―イグナショフ、柴田―武蔵などを実現。高山、佐々木ら外敵レスラー重視のマッチメークを積極的に行ったが、その反動で本隊選手ら新日本内部の批判を受けていた。同氏の退社で今後は新日本の方針転換は必至で、マット界全体にも大きな影響を与えることになりそうだ。
普通の会社で考えると、部下の仕出かした不始末で社長が謝罪するような事態になれば、当事者は責任を感じて辞任しますよ。当たり前と言えば当たり前で、噂通り上井サンが新日本を退社。
ここ数年の新日本のご都合主義が端的に現れた両国大会。
上井サンの仕掛けが、ことごとく裏目に出る形となってしまったワケだが、これまでの全てが上井サンのせいでもあるはずがなく、「両国は一日にして成らず」と言いたい。
新日純血路線で客を呼べないとの彼の判断があったからこその外部との提携、外敵容認であり、上井サン路線に上すべりがなかったとは決して言えないが、現場組にも相応の責任がある。
上井亡き後のマッチメイクを誰が担当するかは知らないが、確固たる意思で軸足を定めない限り、この後の新日本の迷走は必至。
小細工のない新日本が見たい。
しかし、10.09両国の代償は、かくも大きいのか。
11月で任期の切れる草間社長のクビも微妙かと。
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