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川田Ｖ７も…ベルト消えた

　３冠ベルトが史上初めて盗難に遭った。全日本の神奈川大会が３日、横浜文化体育館で行われ、３冠戦は王者・川田利明（40）が27分12秒、ランニングキックで西村修（32）＝新日本＝を下してＶ７を達成し、三沢光晴（42）＝ノア＝が持つ最長防衛記録Ｖ８にあと１回に迫った。しかし、試合前に入場する際に暗転した中で何者かに襲われてベルトを紛失。「暗闇でパンチをもらって星が見えた。これでは金メダルのない室伏選手のようなものです」と衝撃を受けた。

　89年に統一され、個々のベルトをさかのぼればインターは53年に誕生した。いわば51年の歴史を誇る伝統の３冠ベルトが消えた。川田によると、周囲の観客が指摘したことから太陽ケアに疑惑の目。あまりのショックに恒例の乾杯を拒否した。

　挑戦者には苦戦した。はだしと無我殺法で臨んだ西村を最後までつかみきれず「まさしく“いかレスラー”」と評価した。武藤のデビュー20周年記念大会の10・31両国が正式決定。次期防衛戦の舞台と目されるが、ベルトがなくては動けない。犯人がケアなら「ベルトは返さない」と管理委員会の調査を拒否する可能性が高い。

いかレスラー西村が継続的な全日本参戦を試合後に表明するなど話題満載の試合。

川田の勝ちはともかく試合前に奪われた三冠ベルトの行方が気になる。
こういうリング外の小ネタが少ない全日本だけに、裏に何かあるはずと深読みしてしまうのはプロレスマニアの悲しい性。

個人的には三冠ベルトが、小川（たぶん良く似た別人が登場するはずだが）、橋本不在のハッスルとリンクしているような気がしてならない。

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