2004年07月18日
坂口CEO ノアへのジェラシーと中邑への期待
坂口CEO、NOAH小橋vs秋山を絶賛!1週間に一度は新日本のオフィスに顔を出す。すると坂口征二CEOが私の顔を見るなりNOAH 7.10東京ドームの小橋建太vs秋山準戦のことを話し出した。興奮気味だ。坂口CEOは自宅のテレビでPPV放送を見て「久々にプロレスに魅入ったよ」という。また、期待されている中邑真輔に対しても「肉を食べないとか、今あいつがやっているのはマスターベーション。肉体を作ったほうがいい」と注文まで。それほど「小橋vs秋山戦」を見て、新日本もウカウカしてられないと思ったようだ。中邑は新日本を代表する選手になっていく男。それだけにファンから認められる大型選手になってもらわなければと坂口CEOも気が気ではないらしい。
「久々に入り込んでいった試合だった。リング上でアナウンサーが“プロレスを守った”と言ったよね。乱入とかガチャガチャするものがない本物の純プロレスというかね。興奮したよ」。
「もちろん、うちとは戦いの姿勢が違うわけだけど、それ以前にお客さんが納得するような戦いをしなくちゃいけないな。小橋と秋山の戦いというのは、自分たちの戦いだったけどお客さんも気持ちがついてきていた。のめり込んでいたよね。うちの選手はいま体ができていない。プロレスの技術論も見せることは必要だけど、プロだから肉体も作らなきゃいけないだろうね」。
坂口サンも見てたんですね ノアの東京ドーム戦。
半ばドーム戦に対するジェラシーのような坂口サンの発言。
あの35分の試合がプロレスの最高峰かどうかは置いといて、あの二人でしか出来ない試合であったことは確か。相手の技を受けることを前提にしているプロレスで見事に技を受けあった二人に拍手を送らねばなるまい。
あれだけ相手の技を受けるには強靭な肉体が必要。
って言うか肉体に裏づけされた人間離れした存在感がレスラーに必要なワケで、そういう意味では中邑クンにはレスラーとしてのニオイが欠落している。
肉を食べずに節制してグッドシェイプを維持するのはレスラーとして当然の行為で、別にどうこう言うつもりではないのだが、それを公表するのはどうかと思う。キミは修行僧かっての。
中邑クン なんか若い割には理屈っぽくてイヤなんだけど、坂口サンの言うとおり体を作り上げてニオイを発散しまくるようなレスラーになっていただきたい。
そうなった時に坂口サンも安心できる永田サン世代に依存しない新しい体制ができるんだろうな。
このままでは中邑クンはスポーツマンだ。中邑クン がんばれ。
◆06/12/26 永田裕志の不思議な存在感
◆06/11/28 永田祭りの忘備録
◆06/09/07 新日本プロレス LA道場軍がIFLに参戦
◆06/08/16 映画「ロッキー」のモデルの元ボクサーがスタローンと和解
◆06/08/14 天山がG1を制した先に何があるのか