2004年07月14日

K-1が本業回帰? でも相変わらずの谷川氏

                       
サップGP参戦は見送りへ K-1、原点回帰の大改革

 K-1が9.25ワールドGP開幕戦(日本武道館)を期に“純K−1への原点回帰”を図る。反則にファイトマネー減額、ミスジャッジに減俸処分などの厳しい罰金制度を導入。会場も同シリーズでは95年3月以来となる日本武道館で開催し、ファンとの一体感を重視。さらにアスリートとしてのハイレベルな攻防を提示し、不調のボブ・サップを「準備が整わないのであれば出場は差し控えたい。9月のオファーを出すのは早すぎる」とGP“落選”の可能性を示唆。曙についても「アジアGPで優勝しなければ開幕戦には出れない」とし、話題先行型の選手を特別扱いしない考えを示した。

“トップアスリートの戦い”が希薄に
“聖域”を守る。MAXの会場の熱に触れた谷川プロデューサーはあらためて「今のK−1に必要なのはこの一体感だ」と確信したという。ワールドGPはK−1の1年の総決算。選手もファンも特別な思いを持って年の瀬を迎えるのが恒例だ。しかし、その構図が昨年のGP開幕戦で脅かされた。セミとメーンの2試合の反則裁定。とりわけサップのボンヤスキーへの反則パンチがきっかけで「K−1という競技が荒れた」(谷川氏)。

 その後もシリーズの増加により、イベント数が激増。トップファイターのけがが増え、話題先行型ファイターによるK−1の枠を超えた戦いが乱立し、ファンを混乱させた。谷川プロデューサーは「シリーズの差別化が難しい状態。キャラクター先行型の選手は認知度を高めたが、K−1ならではの“トップアスリートの戦い”の部分が希薄になってしまった」と反省する。現在のMAXの雰囲気は、かつてワールドGPだけが持っていた神聖なもの。K−1はあらためて本道に立ち戻り、“聖域”を守る決意だ。

K-1MAX決勝戦の判定をめぐってステキなファンタジーを見せてくれたK-1が、ようやく本業に気がついた気配ですが、相変わらず谷川サンは寝ぼけています。

K-1の面白さは2メートル近い大男が殴りあい倒れるという視覚的にわかりやすいダイナミックさにある。ここ数年の行き詰まりは、その大男たちの顔触れが変わらないこと。そんな中に現れたサップはお茶の間的わかりやすさも相まって、恐らくK-1にとって救世主みたいな存在だったはず。
サップのキャラを利用してフジテレビ以外の民放各局と手を組み、内容の希薄なイベントを提供してきたK-1に日本プロレス末期と同じ危うさを感じていたところに、あの疑惑の判定。
さすがのサダハルンバ谷川サンも自分たちのやっていることの重大さにようやく気がついたという感じ。

さんざんサップには世話になったはずなのに
>サップのボンヤスキーへの反則パンチがきっかけで「K−1という競技が荒れた」(谷川氏)。
谷川サン そりゃ ないだろ。
サダハルンバ谷川の反則コントがきっかけで「K−1という競技が荒れた」。
とみんな思ってるってば。

ところで「ファンとの一体感」ってナニ?
優れた興行を提供していれば興行主がわざわざ「一体感」なんて言葉を持ち出さなくても、会場の雰囲気は自然と醸成されていくものだと思うのだが、いかがなものか 谷川サン。
ノアのドーム興行でも見習いなさい。

PRIDEが常に新陳代謝しながら新しい話題を提供し続けているのに対し、顔触れとプロデューサーの意識が大きく変わらないK-1、年末に向かってPRIDEとの差が大きく開いていくような予感です。

他のプロ格blogサイトはこちら  人気blogRanking

コメントを読む(0) / コメントを投稿する
このカテゴリの最新記事
この記事の関連商品
トラックバック