2004年04月24日
中島クンの売込と北斗ネエサンのプロレス観
“超新星”中嶋勝彦を獲得する団体はどこだ!2004年04月23日
健介ファミリーが注目を浴びている。というのは初代タイガーマスクをほうふつさせるスピードと運動神経を持っている16歳の“超新星”中嶋勝彦を養うことになったからだ。
<中略>
売り込み期間は3カ月
新日本プロレスはちゃんと保険制度がしっかり整っている会社である。フリーの人間も新日本のリングに上がる時はちゃんと保険をかけているんだということだ。「勝彦のマネージメントは佐々木家がやりますから、どの団体も勝彦が欲しかったら、まず保険の整備をしなくちゃね」。それと、これはすでに週刊プロレスにも掲載しているが「勝彦を預かるのは3カ月だけ」だという。北斗が言う。「だって3カ月過ぎちゃったら団体に売れなくなっちゃいますよ。たとえば、佐々木健介があちこちに出ていますけど、もうすぐ5月じゃないですか。うちだって後半は厳しいと思いますよ。いろんなことをやりすぎて、いろんなところに出すぎて。それを私は考えるんですよ。一試合でもコケてしまったら……というのがあるから、本当に慎重にやっているんです。佐々木健介でさえ、半年は同じように人気を保たせるのは厳しいと思う。勝彦であれば、やっぱり3カ月じゃないですか」。そう言われれば、確かにレスラーやタレントの旬というのは野菜のように期間が短い。北斗がそういうのももっともだ。そのくらいでないとフリーは長く生きてはいけないのだ。
<後略>
愛すべき提灯ライター 安田 拡了サンのコラムから一部抜粋。
中島クンに関する北斗ネエサンのコメントは、フリーの悲哀というものが感じられなくはないけれど、それよりも北斗ネエサンのプロレス観がハッキリと表われていて非常に興味深いです。
プロレスに関する公文書館が存在するならば、永久保存しておきたいくらいの歴史的価値のある発言です。
「旬な自分をどう演出し、高い評価を得るか」
こりゃ ある意味、プロレスの根幹に関わる問題ですよ。
さすが北斗ネエサン プロレスを良くわかっていらっしゃる。
中西サンは北斗ネエサンの爪の垢をいただいて、煎じて飲みなさい!
3ヶ月も続ければ効果が出るから(って続けられないのが中西サンなんだな)。
リングの内外を問わずプロレスラーである自分をプロデュースできないレスラー達の多い中、マジメにプロレスのことを考えている北斗ネエサンはスゴイ。
身内という要素を差し引いても、ダンナ塩介サンについてのあそこまでのクールな判断なんて、なかなかできませんよ。
こういう感覚を持っているヒトが新日フロントに一人でもいれば、いいんだけどなぁ・・。
さて、このコラムの本題の中島クンの3ヶ月後の行き先はいかに?
ヤスカクサンの提灯特性を考えると、やはり新日本なんだろうなという予感がしますが、個人的にはゼロワンあたりでちょっとノンビリというのもいいかなとも思います。
そうだ! 健介オフィス 丸ごと買っちゃって下さいよ。新日サン。
超新星 中島クンとプロレス頭の北斗ネエサンを一挙に獲得する絶好のチャンスです。
それにしても中島クンに保険加入させてなかったWJって・・・。
やっぱり、WJだけは勘弁して下さい。
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