2004年03月07日

おーちゃん DSEの策にはまる ハッスル2

                       
▽第8試合 ●小川 直也4分46秒 体固めマット・ガファリ○ 【寸評】試合前、軍曹の格好をした高田の呼びかけでハッスル2出場外人選手6人(ランデルマン、コールマン、ダスティ・ローデスJr、シルバ、ガファリ、ボビッシュ)がリングイン。6対1のハンディキャップマッチがスタート。小川はゴングと同時に3人を一気にSTOで粉砕するがそれまで。ガファリはじっと場外で視察。小川は5人にメッタ打ちに合う。島田レフェリーは見てみぬフリ。シルバがチョークスラム。ダウン寸前の小川を嫌々ながらもガファリがガファリプレス。3カウントを奪われ、小川は負けを喫した。

◆高田のコメント「プロレスを根こそぎぶっ潰していく」

うーん どうなんでしょうねぇ ハッスルって・・・。

柔道、空手等格闘技の累々たる歴史がある日本に戦後、力道山によって日本に輸入されたプロレス。
かねてから格技精神=武士道というバックボーンのある国に輸入された「プロレス」なるエンターテイメントは、かの国と違い独自な進化をとげて幾星霜。

日本においては相変わらず自衛隊のような未確定ジャンルであり続けるプロレスという「他に比類なきジャンル」(from「私 プロレスの味方です」by 村松友視)であるエンターテイメントに対してカミングアウトせずになし崩し的にWWE的ワールドに引き込もうとするDSEの無理やりさが「プロレス」を見続けてきた人間が「ハッスル」に対し感じる違和感なのかもしれない。

今や プロレスに対し真剣勝負論で挑む人間などいない。面白ければいいじゃんという刹那的世界に暮らす住人もいても良いが、それを超越した人間がプロレスを見守り続けているのだ。日本的予定調和の世界に敢えて挑むハッスルワールド。この世界をハッスル=プロレスと判断するのは普段「プロレス」なる世界に踏み込まないお茶の間だけでの評価で定めてはいけますまい。

我々の神聖なる領域をDSEに犯されてはいけない。
「万国のプロレス者よ 決起せよ」(BGMはインターナショナル)

コメントを読む(0) / コメントを投稿する / トラックバック(0)
このカテゴリの最新記事
この記事の関連商品
トラックバック